キミと一緒!
お茶が!!!!
「・・・・こんな美味しいお茶、初めて飲みました」
「ホントっ!?よかった!!」
こいつ、ホントに二十歳過ぎてんのか?笑顔がガキっぽいんだけど・・・
「?どうかしたの?」
「あ、いや・・・なんでも・・・」
亜佐美さんは・・・何してんだろう・・・多分・・・
(回想開始)
がっしゃーん☆
『あらあら~お皿割っちゃったぁ~もう、亜佐美のドジさんなんだからぁ☆』
(回想終わり)
・・・・・うん。多分そうかもしれない。
「うーん・・・・あいつ等ぁーーー早く来いよ・・っつたく・・・・」
(兄達の事・・・だよな?)
有利さんは、大きく息を吸うと・・・
「早く来ねーーーと・・・弟食べるぞぉぉーーーー!!!!!!!!」
「!?」
弟・・?誰だ?誰なんだ!!教えてくれえええ!!
有利さんの大声に釣られたように・・
「困るわああああぁぁっ!!」
「えっ!?」
目の前には金髪の男がいる・・・
「おっかえりー春樹~」
「は、初めまして・・」
「・・・・・・・・」
グイッっと俺の右腕を金髪の人が引っ張ってきた
「いっ!?・・・った・・・」
「オイ、コイツ・・・・・じゃないな・・有利に何かされなかったか?」
「された・・ですか?」
「人を悪人扱いされたくはないんだけどなぁ・・・」
「テメーは黙ってろ!!!」
された・・・・された・・・思い出しても何かされた記憶はないよな・・・
「何もされてないですよ」
「っ!?それは、本当なのかよ!?」
「何もしてないって」
「だから、テメーは黙ってろって言ってんだろーーがぁぁぁ!!」
「これだから短気は怖い怖い」
「・・・・・話を戻す」
「ホントーーーーーーーーーーーーに、何もされてはいないんだな?」
「はい。ホントーーーーーーーーーーーに、何もされてはいないです」
「はぁ・・・・驚いた・・」
驚く?俺、間違った事言ったか・・?
「あ、お前は悪くないんだが。その・・・なんと言えばいいんだ?」
「僕が言うよ」
アレ・・?もしかして・・・ヤバイのか?「ヤンデレでした~」じゃ、ないよな!?
「僕ね・・・」
「「・・・・・」」
「女の子と、男の子が好きなんだ。僕」
「へ?」
「な、だからコイツに何かされたかって聞いてたんだよ」
「あ・・・あぁ!そう言うことですか・・・・って男好きだとぉぉ!?」
「いやぁ~男って言っても、誰でもいいって事じゃないよ」
「ど、どう言うことですか?」
「あ・・・オイ、それ以上聞いたら・・・!!」
有利さんは俺を自分の体の方に引き寄せてきた
「え?」
「君みたいに、綺麗な顔をした男の子と、女の子が好きなんだよ」
まさかのかよ・・・そんなにショックはないけど・・・はは・・
「オイ」
「ん?どうした?」
「アイツはどこだ?」
「アイツ・・・ねー」
アイツ・・・?誰だ?
「説明するのがめんどくさいからぁ・・・聞くより、見た方が良いと思うよ♪」
「!?」
そう言うと、俺たち3人は、花畑に向かって走っていった・・・・