キミと一緒!
ピンポーン
俺は今、日野家のチャイムを押している
「アレ・・・出ない」
ピンポンピン!ポンピピピピ!!!ピンポーン
「はーい、はいはーい!」
あ、出掛けてなかったんだ。早く出ろよ・・・
「あ、こんにちわ。えーっと・・・君が日野朱莉君・・だね?」
「は、はい・・日野朱莉です。確か・・これからお世話になって、と亜佐美さんに言われました」
「亜佐美・・・あ、う、うんこれからよろしくね。僕の名前は日野有利。さ、入って入って」
俺は日野家の中に入った。今の人は長男だと思う。
が
「なっ・・・何・・ですか・・・コレは」
「あー、散らかっているから気をつけて歩いてね」
「気をつけて歩いてね」の問題じゃないだろうがぁっ!
廊下にはいくつものゴミ袋、脱ぎ散らかしてある服、玄関は靴が揃えていない・・!!
「片付けましょう」
「え?」
「片付けましょう、この家を・・・」
こんなんじゃぁ、「家」じゃなくなる・・・「ごみ屋敷」になっちまう!!
俺は有利さんと一緒に片づけを始めた
「コレは?」
「あー要らない」
「コレも?」
「うん。全部要らない」
1回1回俺は有利さんに「要る?」「要らない?」の繰り返し・・・・
そんな事をしてから2時間半・・・
「ふー綺麗になったーーーー」
「そうですね。綺麗になってよかったですよ」
やっと生活観のある家になった・・・・トイレとか台所とかは、さすがに汚くはしていなかった。
「多分、これから下の奴等が帰ってくると思うから・・・そうだね。お茶飲みながら待ってましょうか」
「そうですね。お茶ありがとうございます」
そう言うと俺はソファーに腰をかけた。
「・・・・・・・・・」
どうしよう・・・
「どう・・・?」
「えっと・・・」
ヘラヘラした男だとは思っていたが・・・・・旨すぎる!!!!!!