キミと一緒!
(やっぱり、亜佐美さんのご飯、美味しい・・・)
俺は相変わらずごく平凡な生活を送っている。はずだった・・・
「あの、さ、朱莉君・・・?」
「ふぁい?なんれふか?」※はい?なんですか?
俺は朝ご飯の(とても大きい)サンドウィッチを食べながら聞く
「ちょっと、困っている事があるの」
「んぐ・・・・・どうしたんですか?」
亜佐美さんが俺におねだりなどは当たり前だが、いつもの亜佐美さんのおねだりとはまた違った。
「前・・・朱莉君には兄弟がいるって・・言ったわよね?」
「そう言えばそうでしたね。・・・それがどうかしたんですか?」
「実はね・・・・」
「そこの家に住んで欲しいのよ」
「はいっ!?」
いやいやいや、待ってくださいよ!!嘘だと思ってたんですけど今まで!!え?兄弟・・・じゃぁ、母親はどこへいるんだ・・・?
「駄目・・かしら」
「うっ・・」
出た・・亜佐美さんのウル目!!最終奥義なんだよなぁ・・・これには、俺も無理・・・
「わ、わかりました」
「ホントッ!?ありがとう!!!・・・あ、じゃぁ、これ」
亜佐美さんは俺に1枚の紙を渡した
「コレは・・・?」
「地図よ、コレを見て今日学校帰りに行って、住みなさい」
了か・・・え?住む?
「ちょ、す、住むって!!」
「大丈夫、荷物はあなたが学校に行っている間に、兄弟の家に着いているから」
大丈夫って・・・・
「・・・・わかりました、ココには帰らない、と言うことですね」
「・・・よろしくね」
「あ、はい」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい、朱莉君」
挨拶を交わすと俺は学校へ走っていった
これから、何が起こるか予想はしなかった。まさか、こんなことになるなんて・・
「ゴメンね・・・朱莉く・・・うっ・・・!!ゴホッ」