キミと一緒!
「俺、は・・・・」
「俺はここにいたいっ・・・!!!」
「朱莉、君・・・」
朱莉は、いつもとは違う、必死な表情でその一言を言った。
「例え兄弟じゃなくても・・・!なくてもいいからココにいさせて・・・!!
「そう言ってくれると思った。・・・・・うん、嬉しいよ!」
有利の顔には満面の笑みが出されていた。
「・・・・本当に、いいの?こんな俺なのに・・・」
朱莉は恐る恐る聞いてみた。
「当たり前だよ。君は、僕等の弟さ。だから、ここに居てもいいんだ」
「・・・・っふっ・・・・」
「えっ!?あ、え、えーっと・・・」
「やーい、馬鹿有利が朱莉を泣かしてやんのー」
「ちょっと黙らっしゃい」
「・・・・」
「あれ?、もしかして・・・寝ちゃった?」
ホッとしたのか、朱莉は眠ってしまったようだった。
「・・・・さっき眠ってた時より、全然表情が違う。」
「表情?」
隆樹は眠っている朱莉のほっぺをむにむにしながら言った
「そう。表情が穏やかになった気がする。・・・・こっちまで眠くなってきた・・・ふぁ・・・」
隆樹はあくびをすると、床に寝そべって眠ってしまった。
「・・・・って、寝んのかよ!・・・・・そう、言われると俺も眠い・・・zzzz」
「・・・・ふふっ、じゃ、日野家お休みタイムにしますか。」
「そうだね。・・・・・いろいろ疲れたし・・・ふあ・・・」
「う、うん・・・朱莉君見てると僕達、も・・・ねむがうにゃにゃにゃ・・・zzzzz」
そう言うと、皆で寝ることになった。