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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第九回・弐】パッパヤッパー

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「私も行くっちゃッ!!」
「そんなヘロケソ状態で来てどーすんだッ!!;」
緊那羅が言うと京助が倍の大きさの声で返した

【解説しよう。ヘロケソとはヘロヘロに疲れている、または力が入らない、というようにいつもの元気がないぞという時に使う。また外見が弱々しいときにも使ったりする用語である】

「勝手についていくからいいっちゃッ!!」
強く言った緊那羅が一歩京助の前に出て速攻よろけた
「…駄目駄目じゃん;」
そんな緊那羅に京助がボソッと突っ込む
「だぁから!; お前は悠と慧喜と留守番してろって」
脱がされたズボンをはいた京助が緊那羅に言う
「嫌だっちゃッ!;」
壁に手をついた緊那羅が京助に向かって怒鳴る
「緊ちゃん大丈夫なの?」
悠助が緊那羅に聞く
「大丈夫だっちゃッ!!;」
よろよろと立ち上がりながら緊那羅が言う
「大丈夫そうには見えないよ」
慧喜が言うと緊那羅が慧喜をキッと見た
「大丈夫だっちゃッ!!; 私は京助と行くんだっちゃッ!!」
何が何でもついていく気の緊那羅を見て京助が溜息を吐いた
「…しゃぁねぇなぁ;」
京助が頭をかきながら言う
「何だってソコまでついてきたいよ…ホレ; シャキッとしろシャキッと」
京助が緊那羅の脇の下を持って立たせた
「私は京助をま…ッ;」
言いかけた緊那羅が口を押さえて俯く
「…悠; 洗面器持って来い;」
京助が悠助に言った