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カナダの自然に魅せられて ~憧れのカナディアン・ロッキー(2

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トイレから出て、売店でお土産を見た。
アイスフィールドセンターの売店にはなかったような工芸品、手作り品がたくさん置いてあった。

そんな中に、車の中で話が出たビーバーの毛皮で作った帽子も売っていた。
手に取って見た。
フワフワで、軽くて、暖かかった。欲しかったけど、買うのは止めた。
その隣には、クマ?の毛皮で作ったような、猟師さんが着るようなベストも吊るしてあった。
でもそれって、この辺りで生活しているビーバーやクマから無断でいただいたものだよね。
かわいそうで、とても買う気にはならなかった。

そこで、買ったのは木彫りのクマに木彫りのコースター。
北海道のお土産みたいだったけど、実家はお客が多いからちょうどいいかなと思って重いけど母のお土産に買うことにした。
ところが、帰省して母に渡してから、ひっくり返して見てみると、あることが判明!!


何と!『MADE  IN  CHINA』と書いてあったのだ!!

え〜!?
わざわざカナダまで行って、中国製のものを買ってこなくても…。
とんだオチがついてしまったが、母にはいまだに内緒にしている…^^;


重たいお土産袋を下げて、ロッジの外に出ると、またまた可愛いお客様が歓迎してくれた。
でも恥ずかしがりやなのか、またすぐに姿を隠してしまったので、追いかけるの止めた。
ホントにリスにはついてないなぁ。


まだ少し、時間があったので、また湖畔に戻り散策路を歩いてみた。
ボウレイクの水際は気持ちよく透き通り、足元の細かな細かな砂利をぬらしていた。
その水際にしゃがんで水に手をつけてみた。
「冷たい!!気持ちいい!!」
ひんやりとして気持ちよかった。
ちょうどそこから深くなっているのだろうか、ピシッと色の分かれたところがあった。
湖の途中までは透き通ったベージュ。そこから一変してエメラルドグリーンとなり、周りの山を映していた。いくら見ていても見飽きない。

「そろそろ戻ろうか。」
駐車場への道は雨が降った後のように濡れていて、水溜りもたくさんあった。
道の側には艶やかな黄色の花、〜キンロバエかな〜 。
背の高いファイアーウィードがかかわいいピンクの花を咲かせていた。