詩集 『サナギ』
「ビギナー」
上手くいかない毎日 それに苛立ちたまに人にあたったりする
文句言いで ひねくれで 自分の非さえ認められない 僕を変えたい
今日 強く君にあたったってしまって そのあとで後悔する
毎日反省ばかりで こんな自分に価値があるか？ なんて思う
高い理想で 出来た ビル群の
その窓の向こう側の
抱えきれない 程の無数の闇
それでも誰かが信じてくれてるから
どんな闇も 星空に変えて
少しでも 馬鹿げた理想に近づこう
人がいつも他の人にいちゃもんつけるのは 世界を変えたいと思うから
何かを変えるということに 抵抗はつきものだから
上手くいかない日々 君はいらいら
堪えていたものが 溢れだす
誰でも人に よく思われたくて
どんな時でも いいかおするけど
その裏側では 必死になって
自分の感情をなだめている
自己嫌悪で時に 死にたいとか思うだろう
そんな時は消えそうな
月 星 見てみなよ
どんな小さな 星でも光っている
どんなに欠けても 月は光る
だから僕たちも 傷つき すり減りながら
命を夢を 抱いて行こうよ
綺麗事ばかりの 毎日に疲れたら
星についてでも
語ろうか
話そうか
ヤミの中で
上手くいかない毎日 それに苛立ちたまに人にあたったりもしたけど
文句言いで ひねくれで 自分の非さえ認められない 僕を少しでも変えられる 気がしたんだ