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カナダの自然に魅せられて~リスを探して10日間(2)

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リビングには、中国の山水画を細かく彫刻したような丁寧で立派な応接用テーブルが二つ置いてあった。
「これ、とっても素敵ですね!」
「どこで買わはったん?」
「香港とシンガポールで手に入れたんだよ。」

飾り棚には、所狭しと世界中の置物や飾り物が並べてあった。
日本人形や中国のつぼやお皿、木彫りの置物…世界各地の置物が数えられないぐらい並んでいた。
「すごい!いろんな国に行かはったんですね。」
船長さんとして、各国を訪れたこと物語っていた。

つい最近も、初孫をご両親や親戚に見てもらうために、次男夫婦と一緒にオーストラリアとイギリスへ行ってきたらしい。
イギリスは船長さんの、オーストラリアは奥さんの故郷だということだ。

世界中を飛び回ってはるんや!!羨ましい。

窓際の壁には、大きな大きなドリームキャッチャーが飾ってあるのが目に入った。
丸い部分が直径3~40センチほどもあり、その下に付いている羽も大きく長い。なんという鳥の羽で作ったのだろう。
こんなに大きいものも売っているお店があるんだな。

そういえば、昨日歩いたメインストリートのお店に大きな大きなトーテムポールや、織物のタペストリーが置いてあるお店があったなぁ。
あのお店だったら大きなドリームキャッチャーも置いてるかも知れない。
このお店に入りたいなと思いながら、先を急ぐ美月に声をかけられなくて入れなかったのを残念に思った。