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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・四】ドンブラスココ

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「…泳ぐんですか?」
乾闥婆が迦楼羅を見た
「涼しくなるならばワシは行く」
迦楼羅が腕まくりをした
「…んな泳ぎにくそうな格好で泳ぐのかよ…;」
迦楼羅の服装を見て坂田が呟く
「ではどうしろと言うのだ!; 暑いのだ!!;」
迦楼羅が怒鳴る
「一旦…戻るしかねぇんちゃう?;」
中島がボソッと言った
「…だよナァ;」
京助が溜息をつきながら歩き出す
「僕等も行くの?」
矜羯羅が制多迦と顔を見合わせながら言った
「タカちゃんと矜羯羅は俺のシャツと短パンでいいなら貸すけど」
中島が挙手して言う
「じゃ乾闥婆はまた俺のだね~」
南が乾闥婆の肩を叩いた
「僕もですか?;」
乾闥婆が自分を指差して聞く
「どっちにしろお前のその格好見てるこっちが暑いし;着替えて来い」
京助が言った
「じゃ俺と緊那羅は残ってるわ…悠と慧喜まだきてないし」
坂田がメガネを外しながら言う
「オッケ。じゃぁ荷物頼むな緊那羅」
そう言うと京助を筆頭にぞろぞろと磯舟の横を通って上にあがって行った
「あれ? 京助どこ行くの~?」
「おお! 慧喜ナイス!!」
上から聞こえた声に坂田と緊那羅が顔を見合わせた後足をすすめた
「おおお!!!! いいじゃん慧喜!!」
白にピンクの花が小さく描かれた水着を着けた慧喜を見て3馬鹿と京助が拍手をする
「どうしたんだソレ」
京助が慧喜の水着を指差して聞いた