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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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「あっと…ちょいまち〜」
京助がいきなり足を止めた
「なした?」
京助より数歩先に進んだ坂田が振り返って聞いた
「寄ってく」
京助が懐中電灯を点けたままポケットに入れて親指で指したところには男子トイレのあのマーク
「じゃおーれもッ」
南も手を上げた
「ツレション ツレションたんのしいな〜」
坂田が軽やかな足取りでトイレの中に入っていく
「じゃぁ…私も行ってくるから…懐中電灯貸して」
緊那羅(妙子)が中島に向かって手を出した
「ほいよ」
緊那羅 (妙子)の手に中島が懐中電灯を手渡すと緊那羅(妙子)が男子トイレの隣の女子トイレに入って行った

「ほぉ〜ぅ…」
並んだ便器に並んだ3馬鹿と京助が何ともすがすがしい顔で用を足し始める
「いや〜…溜めてた溜めてた…」
南が言う
「…あれ? 緊那羅は?」
用を足し終わってズボンのファスナーを上げていた坂田が言った
「ああ…さっき女子…」
「何--------------------------!!!?;」
中島が言いかけると聞こえた緊那羅(妙子)の声
「…の方にいったけど緊那羅って…俺等の仲間だったんだよナァ;」
中島が思い出したように言う
「じゃ今の声はアレか…未知なる物体を見た乙女の叫びか」
京助が手を洗いながら口の端を上げて言った
「ちょっとっ!!!;」
「キャ--------!!;」
いきなり男子トイレに殴りこんできた緊那羅 (妙子)にまだ用を足していた南が可愛らしい悲鳴を上げる
「な…なな…っ;」
緊那羅(妙子)が自分の股間部分を指差して赤い顔をしている
「緊那羅もうお婿にいけないな…」
坂田が洗った手を振って水を切りながら言った
「何かついてるッ!!;」
緊那羅(妙子)が言う
「チンコ」
中島がさらっと言うと緊那羅 (妙子)止まった
「ち…」
「ち--------ん------こ-------」
緊那羅 (妙子)の横で京助が言う
「こんななりしてんだけどコイツ俺等と一緒の男の子でして」
京助が緊那羅(きんなら) (妙子)の肩を叩いていった
「っ…; じゃあ私トイレできないじゃないッ!!;」
赤い顔で緊那羅(妙子)が怒鳴る
「簡単簡単!! 摘んでシャーっと」
坂田が笑いながら言う
「できないッ!!;」
緊那羅 (妙子)が坂田を突き飛ばした
「見ちゃったんだしこの際触っても大丈夫大丈夫」
南が手を洗いながら言う
「イヤ----------ッ!!; 絶対イヤ!!; 無理ッ!!;」
緊那羅(妙子)が怒鳴った
「じゃ漏らす?」
京助が言うと緊那羅(妙子)が再び止まる
「…う…;」
涙目で緊那羅(妙子)が3馬鹿と京助を見ると一同がまるで面白いおもちゃを目の前にしたような無邪気なお子様的表情で緊那羅(妙子)を見ている
「今夜の〜ご注文は〜…ドッチッ!!」
南が緊那羅(妙子)を指差して言った
「まぁアレだ…何事も経験」
坂田が緊那羅(妙子)の肩を叩いて言う
「…外で…待ってて;」
緊那羅(妙子)が小声で言って俯いた