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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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「な…何…ッ;」
中島が坂田を見た
「出たか?」
坂田が緊那羅(妙子)を見た
「…な…にが?;」
南と京助に抱きつく体勢で緊那羅(妙子)が坂田に聞く
「だっちゃがまだついてないってことは…駄目か」
坂田がフムと顎に手を添えて首をかしげた
「…おんまえは…; シャックリじゃねぇんだからよ;」
京助が呆れ顔で言う
「いやいや…物は試しっていうじゃあ〜りませんか」
ソレに対し坂田がエセっぽい爽やかな笑顔で手を振りながら言った
「はぁ…; ったく…」
京助が溜息をつく
「アンタ達…馬鹿でしょ;」
緊那羅(妙子)が呟いた

古い校舎の廊下は一応はタイル張りになってはいるものの所々が色が違ういかにも後から埋め込んで修正しましたというカンジになている
「あ、ソコ剥がれてるから足気をつけろよ」
【ソコ】といいながら京助が懐中電灯で剥がれているというタイル部分を照らした
「ねぇ…何しにきたのさ」
緊那羅(妙子)が京助の後ろを歩きならが聞いた
「忘れ物とりにきたついでの肝試しだったんだけどねぇ…;」
緊那羅(妙子)の隣を歩きながら南が言う
「予想外の出来事がさ;」
緊那羅 (妙子)の後ろで中島が言った
「まさか本物のオバケに出会うなんて思ってもみんかったし」
京助の隣を歩いていた坂田が振り返って言う
「だからオバケじゃないよ!!」
緊那羅(妙子)が言った
「だってじゃぁ何だよ;」
坂田が懐中電灯で緊那羅(妙子)を照らした
「私は死んでないもん」
緊那羅(妙子)が言う
「でも体は? ソレラムちゃんの体だよ? たえちゃんのは?」
南が緊那羅(妙子)に聞いた
「知らないって…!! でも死んでないっ!!」
緊那羅(妙子)が食って掛かる
「どうしたもんかねぇ;」
中島が頭の後ろで手を組んで言った