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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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「ギャー!! 集中攻撃!!;」
栄野家の庭先に出されたビニールプールに入っていた南が叫んだ
「出ろ出ろ〜」
悠助と慧喜がキャッキャと笑いながら南に水をかける
「慧喜の谷間がまぶしいですナァ…」
チリリと鳴る風鈴の下で中島が言った
「ほんに…エエ目の保養ですナァ」
坂田がスイカバー片手に言う
「でりゃー!! 今だ! 緊那羅! 放水!!」
ホースを引っ張ってきた京助が蛇口のところにいる緊那羅に言った
「了解だっちゃ」
緊那羅が蛇口をひねるとホースから勢いよく冷たい水が出、太陽の光でキラキラと光りながら地面を濡らしていく
「気持ちいい〜!!」
ホースの水を頭から被って悠助がはしゃぐ
「冷たい〜!!」
慧喜が悠助に抱きついた
「京様〜私にも少々お願いいたしますわ」
日光浴をしていたヒマ子がサングラスを外して京助に言う
「ほいさ」
「あああああああああああああああああ 愛が冷たくて気持ちいいですわ〜〜〜〜!!」
ホース口を潰して勢いを増した水を京助がヒマ子にかけるとヒマ子が歓喜の声を上げた
「あんまり昼間に水やるとお湯になるっちゃよ?」
緊那羅が苦笑いで言いながら坂田の隣に腰を下ろした
「…何だっちゃ?;」
坂田と中島にじっと見られて緊那羅が聞く
「いや…やっぱりだっちゃがないと緊那羅じゃなかったよなって」
中島が言う
「またその話なんだっちゃ?; …もういいっちゃ…;」
緊那羅が溜息をついた
「元気してんのかナァ…千葉って暑ぃんだろやっぱ」
中島が空を見上げながら言う
「元気してるみたいだぞ? 昨日…そうだそうだ!!」
坂田が何かを思い出して携帯を取り出した
「何がそうだそうだ?」
水が出っ放しのホースをビニールプールに突っ込んで京助と南が歩いてくる
「昨日三春から写メが来てサァ…笑った笑った」
携帯のボタンを押しながら坂田が何かを思い出して笑う
「何だよ; 何に対して笑った笑ったなんだよ;」
中島が上から携帯を覗き込みながら言った
「コレ」
坂田が携帯画面を見せると一同が覗き込んだ
「……うわ〜…」
そして揃って声を上げる