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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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何かに締め付けられている感じがして緊那羅がうっすらと目を開ける
「ってかよくあんだけ大騒ぎして先生に見つからなかったよナァ〜」
坂田の声が聞こえた
「日ごろの行いがいいからだろ俺の」
そして京助の声とチキチキという音
「あ…れ…」
体を動かそうとした緊那羅が手足が何かで縛られているのに気づいた
「あ…ラムちゃん起きた…」
南が言うと緊那羅が南を見た
「起きた…って…私…いっ;」
「イテッ;」
緊那羅が頭を動かすと京助の頭とぶつかった
「いきなり動くな阿呆;中島解いてくりゃれ;」
よくみると緊那羅の体はスズランテープで作られた即席おんぶ紐で京助に括りつけられていた
「コレ…ハサミかカッターじゃなきゃ駄目ちゃうか?;」
中島が結び目を見て言う
「ホレ、カッター」
坂田がカッターを差し出した
「…お前本当ドコにそんなん持ってるワケ?;」
南が坂田を見て聞く
「ボ〜ク ドラえもんです〜」
坂田がチキチキトカッターの刃を出しながら元祖の方のドラえもんの真似をした
「ヤレヤレ…」
数箇所スズランテープを切ると緊那羅が地面に足をつけた
「あの…私寝てたんだっちゃ?;」
「あ、だっちゃだ」
緊那羅が言うと中島が緊那羅を指差して言う
「へ?;」
指を指された緊那羅がきょとんとした
「だっちゃだっちゃ!!」
南が嬉しそうに緊那羅の周りを回りながら言う
「だっちゃだっちゃ〜」
坂田も南に続いて回りはじめた
「ちょ…何なんだっちゃッ;」
そんな坂田と南に緊那羅が聞く
「やっぱり緊那羅といえばだっちゃだよナァ」
中島が笑いながら言った
「だからもう…何なんだっちゃッ!;」
全くわけのわからない緊那羅がとうとう怒鳴る
「まぁ…アレだとにかく…おかえりだっちゃ」
京助が言った