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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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「学校…」
南が呟いた
「忍び込んだ…」
中島も呟く
「…共通点…だな」
そして坂田がシメる
「俺等もなんだわ」
京助が言った
『は?』
三春が疑問系の返事を返す
「コイツ等も学校に忍び込んでるんだ…今」
緊那羅(妙子)が言った
『へぇ〜……じゃぁ…アレか? もしかしたらだけど…妙子が階段から落ちた時のこと再現したら戻ったりしてな』
三春が言うと3馬鹿と京助、そして緊那羅(妙子)が顔を見合わせた
「同じ…かぁ」
中島が考え込んだ
「同じシチュエーションねぇ…」
南が携帯を持ったまま言う
『え? 何? 実行?;』
三春が電話の向こうで言った
「物は試し」
京助が緊那羅(妙子)を見る
「え…マジで?;」
緊那羅(妙子)が引きつった顔で京助を見返した
『オイオイ…; 本当にやる気か?;』
三春が言う
「だって他に何か方法思いつくか?」
坂田が三春に言った
『思い…つかないけど…でもその体…怪我するんじゃないか?』
三春がその体というのは緊那羅の体のこと
「させねぇよ」
京助が言う
「床にぶつかる前に受け止めればいいことだろうが」
京助が言うと3馬鹿も頷く
『…お前等チャレンジャーだな…; 俺はどうすればいい?』
三春がハハッと笑いながら聞いた
「たえちゃんの所にでも行っててやって」
南が言うと緊那羅(妙子)がぎょっとした顔で南を見た
「な…」
そしてだんだんと顔を赤くする
『妙子の所に? 何でまた』
三春が聞いた
「わっかんないかナァ…もし成功して目が覚めたときお帰り言ってあげたくない?」
南が言う
「ねぇ? たえちゃん」
そして緊那羅(妙子)を見た
「し…しらないッ;」
緊那羅(妙子)が南を突き飛ばした
「ってことだ。俺等はこれから階段まで行くから」
中島が三春に言う
『わかったじゃあ俺も病院向かうわ』
そう言うと三春から携帯を切った
「さぁて…じゃ…」
坂田が南から携帯を受け取ると緊那羅(妙子)を見て腰に手を当てた
「じゃ…?」
緊那羅(妙子)が一歩後ずさって坂田を見返す
「どんなシチュエーションで落っこちたのか…だね」
南が緊那羅(妙子)の背中を軽く叩いた
「できるだけ細かく覚えてること話してくれ」
京助が言う
「…本当にやるの?;」
あからさまに嫌そうな顔で緊那羅(妙子)が3馬鹿と京助を見た
「戻りたくないの?」
南が言う
「…戻りたい…けど…本当に戻れるの?;」
緊那羅(妙子)が小さく言った
「んなのわかんねぇ」
京助がキッパリ言い切ると緊那羅(妙子)が目を大きくした後キッと京助を睨んだ
「わかんないのにやるっていうの!? 凄く危ないのに!? この体の子怪我するかもしれ…」
「させねぇっていっただろうが」
怒鳴った緊那羅(妙子)の言葉を京助が止めた
「悩んでたって始まらないし…初対面で俺等を信じろとか言っても無理かもしれねぇけど」
中島が緊那羅(妙子)の肩を叩いた
「あの三春ってヤツも俺等も緊那羅とお前を待ってるんだよな」
坂田が言う
「肝試しにやってきて一人で便所行ける勇気あんだから」
京助が笑いながら緊那羅(妙子)に言った
「そうそう!! 嫌がってても最終的にはちゃんとチンコ掴んだわけだし」
中島が言うと緊那羅(妙子)がエルボーを中島に繰り出した