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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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「とにかく…どうして千葉のお前がここまで来たのか…そしてお前は生きてるのか死んでんのか…それくらいわからねぇとなぁ;」
中島が言う
「だよねぇ…; せめてたえちゃんが生きてるか死んでるかくらいわからないかなぁ;」
南が腕を組んで考え込む
「う〜ん…;」
少ない脳みそをフルに使っているらしく3馬鹿と京助が唸った
「…なんとか向こうの誰かと連絡取れれば…私の体…私が…」
緊那羅(妙子)が小さく言う
「連絡…かぁ…」
京助が呟く

チャラッチャラッチャチャッチャ〜ン!! ズキューン!!♪
ンブブブブブブブ (バイブ音)

「っおおおおおおおお!?;」
坂田の尻ポケットから軽快に流れたルパン三世のアノテーマ曲 (銃声音付)に再び一同が飛び上がって驚いた

チャラララチャッチャッチャッチャッ♪ルパンザサァ〜ズ♪ (声入り)
ンブブブブブブブ (バイブ音)

「し…ばた;」
坂田が壁に手をつきながら尻のポケットから携帯を出した
「バイブにしとけ!! バイブに!! ってかマナー!!;」
京助が坂田に向かって怒鳴る
「文句なら柴田に言え!; あ〜…チビるかと思った;」
坂田が携帯を開きながら言った
「…あるじゃない連絡手段」
緊那羅(妙子)が言う
「…どこに?」
3馬鹿と京助が緊那羅(妙子)を見て口をそろえた
「…目の前に」
緊那羅(妙子)が坂田を指差して言う
「俺?」
坂田が自分を指差して聞く
「お前佐川急便でもやるのか?」
京助が坂田に言った
「…アンタ達…本当馬鹿だね…;」
坂田を指していた手を下げて緊那羅(妙子)が溜息をつくと3馬鹿と京助が顔を見合わせて首をかしげた

「携帯なら携帯って言えよナァ;」
坂田が携帯を開けしながら緊那羅(妙子)に手渡す
「気づくでしょ…普通;」
受け取りながら緊那羅(妙子)が言った
「番号わかんの?」
南が緊那羅(妙子)に聞く
「わからなかったら貸せって言わないよ」
緊那羅(妙子)が携帯を開き素早く親指でボタンを押し始めた
「…神業…」
見ていた京助が呟いた
「コレくらい普通…あ、かかったかかった」
緊那羅(妙子)が言うと3馬鹿と京助が耳を澄ました