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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・参】試して合点

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チャ〜ンチャ〜ンチャチャ〜ン…♪
ンブブブブブブ (バイブ音)
ンゴガガガガガ (机の中にあるらしい)

「うおぅ!!;」
沈黙していた中いきなり鳴り響いた葬送行進曲とバイブ音に一同がオーバーリアクションですくみ上がった

チャ〜ンチャ〜ンチャチャ〜ン…♪
ンブブブブブブ (バイブ音)
ンゴガガガガガ (やっぱり机の中にあるらしい)

「…親父…帰ったらノす…;」
ずり落ちたメガネをかけなおすと坂田が美術室の戸を開けた
「お前…いまだ親父さんの着信葬送行進曲なんだな;」
京助が言う
「変えるの面倒くせぇし…えーと…」
後ろから三列目窓際から二列目の机の中がほんのり赤色の光を放っていた
「何でまた美術室に携帯忘れるかね…」
南が戸口で言う
「一学期に作った石膏の手ぇ取りに来たとき忘れたみたいでさ」
坂田が机の中から携帯を取り出して開いた
「…親父さん何だって?」
中島が聞く
「…風呂はいれだとさ」
坂田が携帯を閉じながら言った
「相変わらず携帯会話なのかお前ンとこ」
京助が口の端を上げて言う
「前よりは直接会話増えたけどな…母さんがキレるから」
坂田がポケットに携帯をしまって戸口に向かってきた
「さって…忘れ物もとったし…かえ…れないんだよなぁ; まだ;」
坂田が緊那羅(妙子)を見て言う
「もうひとつ…忘れ物あったな;」
中島も緊那羅(妙子)を見た
「忘れ物って…私?;」
緊那羅(妙子)が自分を指差すと3馬鹿と京助が頷く
「たえちゃんの忘れ物…たえちゃんの体?」
南が緊那羅(妙子)に向かって言った
「コレは緊那羅の体だから…返してもらわないとな」
京助が緊那羅(妙子)の髪を引っ張って言う
「私だって返したいよ!; もう次トイレしたくなる前に!!;」
緊那羅(妙子)が言った
「そんなにイヤだったのか? チン…」
「言わなくていいッ!!;」
京助が言いかけると緊那羅 (妙子)が京助の口を押さえた