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貝殻

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好きな感情を封印・遣り込められぬ、歯痒さ。全てを含み、含ませたいことへの連携願望・・・。いつもそれ絡みで参る。もう降参だ。ひとを好きになるのはただ、ひたすら、種族維持の目的だけのためなのであろか?否、それは切ない、切なさを絡めた、何かの意図を感じる。そうでないと説明がむづかしい。繁栄に快感など不要のはずだ。好きになるという、行為は、ある種、売女(ばいた)の打ち震える敗北感、においそれと追従させる性衝動だけに関連した、すばらしさ?という、結びつきへ向かっては居ない。なにかの、生命が繁栄のため生命である所以、理由がその目的、だけに、向けられたものとは人への好意心は存在するとはどうも、思えない。なにかのプレゼントとだけ思ってればいいのよ。生命は繁栄・存続のため、生殖つまり、衝動以外のなにかがほかに存在する。それがLOVEという衝動絡みで誰もが選択したがる、遊戯なのさ。たとえ、それが邪魔者であるとしても・・・・。
そんな真似をしてると吸引される、壺と化すよ、とは良く謂った、物で。それのみでは駄目なんだ・・。何事もカルトでは困る。社会性が損なわれる・・。人類種だけではなくて、他動物に取っても。好意にウツツを抜かす、駄目人類はいずれ滅ぶ。支離滅裂、論理矛盾のようだ。しかし、そこだ。かの有名な生産性のクダリ・・。どんな事態も専門性の追求のみではいずれ駄目になる、解体余儀無い、柔軟と決断さへあれば組織は上手く動く、という・・クダリ。
そんなこんなで、波乱な人類の歴史は幕をいつ、どう、なにに寄り閉じるべく自ら達を縛る??いまから???なにも解かってない。人類の滅亡はこう思う、謂う。それは天災のざわめきでは無く、圧倒的な物量が不足し、生産を重視した結果からくる、切り捨てられた目にもとまらぬ意外な不足物から生じる。きっかけもエンディングも。葉子もこれには賛同する。長い付き合いで、それは諒解している。葉子側も同じ意見だ・・。でも、こう思わないかい?いつだって人類は前向きだった。当たり前だが文明の進歩へと。商売というカテゴリーが発掘されたときからの・・。愛を追求する人類はそれを謳歌し、それを薦め、美化する。必要以上に。そして、それをしないヒトを軽蔑する。カルトだと・・。ダメージは少なく済む。そのほうが。何故なら愛求は行動力を物凄く喚起する。それは滅亡への逆シナリオと充分成り得ると、思う。わたしは。例え種の起源が、愛を込めてなかったとしても・・。葉子はこういう、きっと生命は自主的な己種の客観視判断を避けたんだは・・。ずっと初期に。それがいまもつづき・・。駄目じゃないか?主観に頼る楽観ほど、文化が花開く、時代はなかった。そう言い聞かせる自分。そして、文化は文明ほど偉大ではない、それも差が開く一方だ。客観と主観は意図的に使用し、バランスをとるべき、シーソーなんだ・・。ジグザグな回路もいいじゃないか。試行錯誤の果て、客観を捨て、最後に残ったなにかが、きっと正しい選択を働かせてくれるさ・・。
葉子の悲し気な表情から理解をしてくれている様子がわたしの秘かな隠れた想いが実現へと近づく歩みの捗りとわかり、時折、犠牲となる自分の将来と、葉子への申し訳なささがモツレ複雑な一方的とも謂える喜びに浸るわたしをここ最近は、メインに押し進め、基盤化してる自分に他の要素をとくに見出せない分量の軽さを受け入れた最近でも在った。
さてさて、なんてこと、だと・・開く一方の感覚、それは一切の妥協の無いカテゴリー、うん。ダメージさ。ダメージは待ってくれない。いつナンドキも。
理性を置き去りにして、すぐ被害を与える、ダメージ。うんうん、すぐすぐ。もう少し。防御壁をどんな完璧に敷いても貫通する。なんかに似てるな・・
ダメージも理性を備えてくれりゃ。はははっ、一通の道路に似ている。しかも、妙に強制感がある。
壁を壊せない、かた、等いるんだろか・・
辛辣なご意見どうも、ありがと・・。さっそく、きた。例のメールだ。なに何?ふむ、とても、事務的だ。機械的。オートメーションか・・なんか見透かされてるな。近頃の状況を。
簡単な応対に追われ、リードをどうにか保たせながら、わたしはメールを切った。しかもクールに。要らないよ、そんな助言・・虚ろな意見に左右されるなんてご免だ。はは、有意義。
堪忍してよー。と問いたい。「妥協は積極の副産物、いわば落とし子、いらないモノなんじゃないかな??」
家の家具を並べ、配置を気にする、感情ではない。常に同じ環境、それが妥協。
壁を壊すのにも妥協は強いる??否、自主依存。サクランボの2対に似ているな。どっちか片方が折れ、負けるという。駄目じゃないか。勝利を手にするのは。
両方の意見を参考にし、走るという、行為つまり、カタチヅクリから始めないと。そうして人類はいずれ完結する。完全無欠な社会へと・・
そうして、こうして全体性からみると全ての細かさはなんの意味もない一部。それで居て、全部も無意味。なにが有意義なんて絶対に存在しない、出来ない。よく、考えれば判る。
過去はどうだろう?・・と。イニシエの時代、ヒトは火を発明した。いわば発明とはモノや事態の順序を逆にする。そして、振り切ってリードを保つ。葉子もそうだ。
ヒラメキを大事。そして、それに依存、いわば火事場の馬鹿力以上の力点、腕力を期待して止まない。不可能なことがなにをするにも多すぎ、なにも得ぬ、人生に成っちゃうね。そして、死、才能とは客観的に可能不可能を探る指針には成る。時間的に間に合うかどうかさへも、凡そだが予測できる、シロモノ。色んな面でこれは大切だ。よし、優雅なインスピレーションはおいとき、こう生きよう。常に敗北的に・・これが正しい。所詮、勝敗なんて、負けるのが嫌だから、勝ちに拘るというだけのものだ。勝たなくても負けなきゃいいって・・変な理屈、権力の座から降りた人格はまた、つぎのチャレンジを探し出すだろう・・なんて楽観視しながら今夜は眠ることにした。
しかし、この期に及びこんな観点からしか、得れないなんて。なにもかも。ハランだ結末への道・・途中経過はなんでもいいんだ。
そして、夜が明けた。しかし、課増はまだ・・寝ている。事件の起こった瞬間というのはこういう物だ。ある時点での時系列のオコリかた。ストップと、運命が叫ぶ。
結果は流石、納得のゆくモノにしたい。なんでか?それは、限りある、時間の副産物であり、また多様物でもあるし。
以前、起きた事件、これは死を直感させるものでは不思議だがなかった。死を取り扱ったものなのに・・・周囲は愕然とするだろう・・・こう謂った事を漏らすと。
 寝ている家屋の外壁外では淡々と日常が人間だけでも起こり始めて居た。んと、絡んで?全て因果??寝ているだけなのに。
産まれてこのかた、わたしは誕生を喜んだことは無い。しかも、それなりに前向きに生きていたにも関わらず。
身動きせずに呼吸レベルを整え、まだ眠りにある課増・・しかし、それはもうすぐ、許されなくなる。
作品名:貝殻 作家名:ぴろ色