童謡とご隠居さん
赤い靴
童謡「赤い靴」の作詞者 野口雨情は北海道の新聞社に勤めていましたが、その際、「同僚の奥さんが、以前、娘を外国人の宣教師夫妻の養女に出した」という話を耳にしています。これが『赤い靴』の下敷きになりました。
女の子は宣教師の養女になった。しかし宣教師が本国に戻る頃に病気になってしまった女の子は、施設にあずけられるので、実際には船に乗っては行かなかったらしい。
これが定説。
普通に考えると、異人さんという言葉を使う時代に、赤い靴を履いている女の子は貴族か異人さんであろう。それが異人さんに連れられて行っちゃった。
この視点は平民が赤い靴を履いていた貴族の女の子に憧れていて、その子が異人さんの養子になって横浜の波止場から去って行く。それを悲しく見送る男の子であろうと思う。
じゃあ、物知りのご隠居☆戻り道さんはどう言うだろうと聞いてみた。