戯言
タイトルなし
前に踏み出す勇気も出ないまま
行き場を失くした心を慰めるように
君と交わした言葉に想いを馳せる
いつならまだ間に合った?
どこまでなら手が届いた?
こたえは出ないと知っているけれど
探さずにはいられない
君はいつもと同じような口調で
冗談言って笑ってみせるけど
君の視線がどこに向けられているのかなんて
もうずっと前から気付いてたんだ
でも今はまだいいよね
知らないふりをしていても
君はいつもと変わらない態度で
自分からは何も言わないけど
君の笑顔が誰に向けられているのかなんて
もう痛いくらいわかってるんだ
でも今はまだいいよね
気付かないふりをしていても
この心をまだ君に向けていたいんだ