戯言
漆黒のセカイ
いつの日か訪れる世界の終焉
混沌とした闇に包まれた世界の中で
鳴りやまない耳鳴りの奥に 微かに聞こえる君の声
往にし方の空に向かって君が放った言葉
あの時 君は何て言ったの?
虚構に包まれた世界の片隅で
今はもう忘れてしまった 君の透き通る声が紡ぐ唄
記憶の最果てで君の幻が見せた幽愁
あの唄は 誰のためだったの?
伸ばした手の先にある雲は
あんなにも遠かったのだろうか
見上げた目に映るあの空は
あんなにも高かったのだろうか
いつか消えてしまうこの記憶の中に まだ微かに残る想い
いつかその場所まで辿り着くことができたら
君に伝えたいことがある