戯言
青くまるい空の下
ぜったいに君じゃなきゃいやだよ
子どもみたいに走り出した休日の朝
白く染まるこの息が 青く澄んだ空を超えたら
あの空に昇っていけそうな気がする
君も見ているかな? 水色の空に漂う雲を
君を見つけるそのたびに
世界が心の中を駆け抜けていくのは
ねぇ 一体それは何て魔法?
この胸のリズムと同じくらいの速さで進むとしたら
もっと地球は丸くなるのに
いつだって君じゃなきゃいやだよ
何気なく出かけた雨上がりの夜に
昨日よりも ちょっとだけ暖かい風が吹いていたら
見上げた星空に手が届きそうな気がする
君も気付いているかな? 紺碧の空に浮かぶ満月を
君が名前を呼ぶたびに
世界が止まったような静寂が訪れるのは
ねぇ 一体それはどんな呪文?
この胸の想いと同じくらいの気持ちを持てるとしたら
もっと地球は丸くなるのに