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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・弐】お祭り神社

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「…で?」
京助が視線の半分を受けながら目の前の人物に聞く
「…でって何よ」
残り半分の視線を受けながら京助の目の前にいるヨシコが返す
「なんでお前がここにいるんだ…;」
京助が溜息をついた
「りゅー様の気辿ってきたの」
さらっとヨシコが言う
「じゃなく!!;」
京助が裏手でヨシコに突っ込んだ
「…迷った」
中島が言うとヨシコがぴくっと反応した
「…図星か」
更に中島が言うとヨシコがキッと中島を睨んだ
「何よ!! 何!!? 何なのよ!! 本当アナタムカツクわ!!」
ヨシコが怒鳴る
「まぁまぁヨシコちゃん;」
そんなヨシコを南が宥める
「やっぱ貴方達がいるんですか~っと」
人垣を突き進んできた坂田が片手をスチャと上げて京助達に声をかけた
「よっす坂田、柴田さん大丈夫か?」
京助が同じくスチャと片手を上げて言うと坂田がその手にハイタッチしてきた
「ああ…今部屋でおとなしく寝てた」
南と中島にもハイタッチして坂田が言った
「んで…今日はヨシコだけ? 昨日いなかったみたいだけど」
坂田がヨシコを見て京助に聞いた
「昨日?」
ヨシコがきょとんとして聞き返す
「昨日一騒動ありまして…って知らないの?」
南がヨシコに言うとヨシコが頷いた
「だって私…」
ヨシコが小声で言いながら俯いた
「…コッチにきてたのよ…でも」
ボソボソと聞き取れるか聞き取れないかの声でヨシコが言う
「迷ってました」
中島が言うとヨシコの顔が赤くなった
「…ッ!!」
「ぅおッ!!;」
そしていきなり繰り出された強力そうな後ろ蹴りを中島が変なポーズでかわす
「アナタやっぱりムカつくわッ!!」
ヨシコが赤い顔をして怒鳴った