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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第八回・弐】お祭り神社

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「これはね…貴方!!」
「へ?」
ヨシコが腰に手を当てて中島を指差した
「…貴方…ううん…ゆーちゃん!!」
「ブッハッ!!;」
ヨシコが言うと中島が噴出した
「ゆーちゃんを手なずけるためよ! そうよ!!」
ヨシコが得意げに言う
「手なずけるって…」
南が中島を見る
「お前犬か猫か?」
京助が同じく中島を見る
「な…んなんだソレはッ!!;」
中島が怒鳴った
「だって貴方ムカつくんだもの」
ヨシコがさらっと言う
「だから決めたのゆーちゃんは蜜柑に頭が上がらない。だから私は蜜柑になるの」
ヨシコが蜜柑を見て言うと蜜柑がにっこり笑った
「ミカ姉ッ!!;」
中島が蜜柑を見る
「なぁに? ゆーちゃん?」
笑顔で聞き返した蜜柑に何か言おうとした中島が口ごもる
「やっぱり! ゆーちゃんは蜜柑に弱いのね!! かったわ!!」
ヨシコが嬉しそうに言うと蜜柑抱きついた
「…ま…頑張れやゆーちゃん」
坂田が中島の背中をほくそえみながら叩く
「うっさい若;」
中島が返すと坂田が中島の頭を叩いた
「…誰かアイツを止めてくれ;」
中島が迦楼羅と乾闥婆を見る
「止められるなら苦労せんわ;」
迦楼羅が溜息をついた
「…まさかと思いますが吉祥…」
乾闥婆が真剣な面持ちでヨシコを見る
「何?」
ヨシコが乾闥婆を振り返った
「このまま…中島の家に…」
「そうよ?」
まだ乾闥婆の言葉が終わらないうちにヨシコが答えると一瞬辺りが凍った
「な…」
「何-----------------------------------------------------ッ!?;」
出だしは揃ったものの声のでかさは中島が群を抜いていた声
「母さんもりっちゃんもいいって言ったし」
蜜柑がにっこり笑う
「ばっ…; 俺は嫌だからな!!;」
中島が怒鳴る
「なんでよ!!」
そんな中島の怒鳴りにヨシコも怒鳴った
「何でもだッ!!;」
再度中島が怒鳴る
「ゆーちゃんッ!!」
蜜柑が怒鳴った
「…;」
中島が気まずそうに蜜柑を見た後黙り込む
「…勝てるわ」
そんな中島を見てヨシコの目がキラリと光った