日出づる国 続編
七福神(余談)
大国主命は、平安時代、神仏習合により大黒天と呼ばれる五穀豊穣の神となる。子宝・子作り信仰の対象ともなっており、恵比寿天と共に日本古来の神が元となっている。
恵比寿天は、漁業の神であり、後に商売繁盛も司る。
後の五柱は中国系であり、
毘沙門天は四天王のひとり、宝塔を持つ多聞天のこと。
弁財天は、財宝神。
福禄寿と寿老人は同一人物で、子宝・財産・長寿の神。
布袋は、堪忍袋をかついだ仏教の中国僧で、広い度量と円満な人格から神の一柱とされ、富貴繁栄のしるしである。
(ウィキペディアより抜粋)
こうしてみると、日本人は古来より
【子宝に恵まれ、生活に困らない程度の富と長寿】
を切に願い、それが現在にも通じる【幸せの源泉】であるのではと思われる。
他文化を日本独自の形に融合し作り上げていく能力も、古来よりの伝統であると感じる。
対立よりも融和を重んじる所以だろうか。
2011.8.22