小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

お下げ髪の少女 後半

INDEX|5ページ/27ページ|

次のページ前のページ
 

「まあ、とにかく書き始めた。しかし、読み手が若いからと云って、迎合したくねえ」
「わかります」
「ただ、読んでもちんぷんかんぷん、てえんじゃ、話にならねえ」
「難解なものなんですね?」
「近鉄も南海も頑張ってるがね。勿論、難しいものは書きたくねえ。誰にでも解かり易く書く。それがおれの信条なんだ」
「いいことです」
「だろう?ただな、問題は読者の心に響くかどうかなんだ。それがなくっちゃ商売にならねえ」
「わかりました。読ませてください」
「やっぱりそうだ。そういう奴だと思ってた。どんどん食って、飲んで、そのあと俺の隠れ家に来てくれ」
 時刻は八時半になったばかりだった。

                  *