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サイボーグさっちゃん

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第3章 ゆうかい男を追う



さっちゃんは、ブラックハート先生のところへいって、ベルトに予備の電池を入れておく場所を作ってもらいました。これで電池こうかんがすぐにできるようになります。

そして、サイボーグとしてやることもみつかりました。こどもをねらう悪いやつをおいはらったり、つかまえることです。とくに、さっちゃんやわかなちゃんを連れていこうとした男はゆるせません。

さっちゃんとわかなちゃんは、あの男のにがお絵をかいて、みんなにくばりました。車のとくちょうもかきました。ひとりでは、見つけるのがむずかしいけれど、みんなでさがせば見つかるはずです。

れんらくのために、さっちゃんはケイタイをもつことをゆるされました。


ついにその日がきました。こんどはさっちゃんの家とは反対の方にあらわれました。やっぱり学校からはなれていて、一人で歩いている子をねらっているようです。

さっちゃんにれんらくをくれたのは、さとしくんです。さとしくんは、じどうしゃが大好きで、さっちゃんやわかなちゃんがおぼえていてかいた絵を見て、すぐにじどうしゃのしゃしゅがわかったようです。

まいにち、通りすぎる車を見ていたさとしくんが、中が見えないようなシールをはった車に気がつきました。にがお絵といっしょにかいてあった車と同じです。

さとしくんも、じゅくに行くのでケイタイを持っていました。そして自転車にのっていました。
「こちら、さとし、あやしい男がのった車と同じしゃしゅの車を発見しました。場所はなかよしこうえんのそばです。東団地のほうにゆっくりむかっています。これからびこうします」

さとしくんは、テレビで見るけいじになった気分で、でんわをしてきました。
さっちゃんも、すっかりそのきになって、
「サイボーグさっちゃん、りょうかいしました。これからそちらにむかいます」

さっちゃんは、おうちのそばにいたので、走ってかえりました。それから自分の自転車にのって走りだしました。
作品名:サイボーグさっちゃん 作家名:伊達梁川