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趣味人の恋 2 (5~8章)

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窓際に4人掛けのテーブル席が2つ。

10人入れば満員の小さな喫茶店♪(^_-)-☆

これが僕等の思い描く喫茶店だった♪



-----------------------(p.27)-----------------------

余談だが、作者は仕事柄関東の各地にも良く行くが
所謂『喫茶店』と云うのが関東には少ないように思える。
昔から少なかったのかは分からないが・・

都市部に「スターバックス」等大手のカフェはあるものの、
【昔からそこにある】ような喫茶店は少ないように思えるのだ・・

関西では昔から若者が集まれば「サテン(喫茶店)行こか?」で始まる^^;・・

居酒屋の『とりあえずビール』みたいな感じ?^^;・・

大阪、京都にも沢山の喫茶店があったが、おそらく大分減少したのではないか?

【昔からそこにあった喫茶店】とは、自分の住まいや学校・勤め先の近所にあって、店に入って席に座れば勝手に好みの飲み物がやってくるって感じかな?^^;・・

そんな【コンセプト】を僕と香りさんは話しあった訳ではないのに

「【喫茶・FORGET ME NOT】のお客さんは、皆さん早くからお見えです。経済誌をチェックして、朝のNHKのニュースを見ながら、コーヒーとトーストを齧って出社されます(^_-)-☆」


そんなやり取りを香りさんの伝言板でしていたら、

「あのう、このお店、大阪の何処にあるんでしょう?」

尋ねた方がおられて、香りさんと苦笑したことが懐かしい・・


結局店の名は、

結構年齢層の高い【FORGET ME NOT】のお客さんでは、
店名を云う度に舌を噛む人が続出するとのことで?^^;・・

【忘れな草】と早々に改名した♪

     (^_-)-☆

-----------------------(p.28)-----------------------


===================================================
章タイトル: 第7章  疑惑
-----------------------(p.29)-----------------------


香りさんと再会してマイフレになっても、僕は香りさんの事を何も知らなかった。

そして相変わらず香りさんとの交信は午前中に限られた。

ここで僕に疑念が生まれた。

香りさんの仕事についてだった…

(独身なんやから、仕事しないと食べて行けへんよな…
香りさんとのやり取りは午前中のみ…普通のOLなら仕事中やしな(-_-;)…
ひょっとして…【夜の蝶(^_-)☆ウッフン♪】?( ̄▽ ̄;)…
そや!絶対そや!)

北海道時代、やはり仕事の事を聞いたことがあった。

『【居酒屋さんみたいな処】に勤めてます』と云うのが香りさんの返事だった。

(やっぱり…これで【点と点】は線で繋がった(-_-;)…

しかし…

ひょっとして【パトロン】なんか、居るのとちゃうやろか?(>_<)…

ホステス云うても、流石に50過ぎなんやから、【ママ】?
( ̄▽ ̄;)
きっとそうや!パトロンにお金出してもろて、大阪に店出してもろたんや!(ToT)

僕の事なんか、【ほんの火遊び】なんや~!(-_-)/~~~ピシッ!)


僕は絶望した…(/_;)/~~

翌朝恐る恐る香りさんに聞いてみた…

-----------------------(p.30)-----------------------

翌朝恐る恐る香りさんに聞いてみた…

『アラ、私が【夜の蝶】?うふふ♪(*^^*)そしたらどうしましょ♪

私、ホレっぽいから身体がもたないわ♪(^_-)☆』

香りさんはそう応えた。

『私、今病院の看護婦として勤めてますの♪(*^^*)

元々関西に居るときは看護婦だったんですよ(^0_0^)

流石に今は、正式なお勤めだと責任が重いですから、夜勤

専門のパート勤務なんです。

夕方4時から夜12時まで。日曜日だけは更に朝の7時まで。

結構キツイですよ(-_-)/~~~ピシッ!』

僕の疑問はアッサリ解けた(((^^;)…


(香りさんが『ナース♪』?『白衣の天使♪』?

                     (*^^*)わぁ~ぃ♪)


『ナース』『白衣の天使』と云う二文字で、

新たな【妄想】に思い巡らせる

【ただのオッサン】であった…


          (-_-)/~~~ピシッ!ピシッ!

-----------------------(p.31)-----------------------

香りさんとは月曜日火曜日を除き毎朝メールや伝言板で
お喋りした。

僕は当時、香りさんの他に男女一人づつのマイフレさんと、マイフレでは無いが伝言板で頻繁にやり取りする知り合いが10人位居た。

三月も後半になり、相変わらず仕事も暇な為、
自然と釣りに行く機会も多くなり、それを『ネタ』に日記やコミュンに投稿するようになって、訪問者が増えたからだ…

何れも五十台の男女だ。

結構忙しかった(((^^;)

香りさんはと云うと、僕以外には北海道時代の顔見知りの人とやり取りをしていたようだった。


『香りさん、もっとあっちこっち覗いて【営業活動】せなアカンやんか  
(-_-)/~~~ピシッ!』

僕は香りさんが此処での暮らしをもっと楽しめば良いと思ったからだ…

『…そうですね…お客さんが来ないと喫茶店、潰れちゃいますよね(^0_0^)…それじゃあ、もっとあっちこっち覗いてみますね(^_-)☆』


香りさんはそう応えた…


僕は香りさんにとって『良いこと』を言ったつもりだった…


その時は…

-----------------------(p.32)-----------------------


===================================================
章タイトル: 第8章  ストロベリートーク
-----------------------(p.33)-----------------------

四月に入り、桜は例年より早く散り始めた。

四月の第二金曜日は毎年取引先のゴルフコンペがある。

そんなことから、自然と話題は『ゴルフ』になった。

『香りさんはゴルフするの?』

『昔は主人と良く回りました(^0_0^)
【金魚のフン】みたいに、何時も一緒に居れば良い人でしたから…』

『ふ~ん、愛されていたんやね(^。^)y-~』

僕は少しジェラシーを感じながら、努めて冷静を装った。

『…そんなこと、ないんですのよ(^0_0^)』

『今度の金曜やから、桜は散り染めの【桜吹雪】やと思うよ(^^ゞ
香りさん、僕はね、桜より、その後に咲くヤマツツジが好きなんよ(^。^)y-~
まだ木々の緑が芽吹いていない山の斜面に咲く赤紫のヤマツツジは綺麗やで(^_-)☆』

『本当、綺麗でしょうね♪(^0_0^)
いつかご一緒したいわね(^_-)☆じゃぁ、今朝はこの辺で♪』

『うん、そしたらまた明日(^^ゞ』