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郷田三郎(G3)
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らくがき
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台風の夜
台風が来る日
家では早くから戸締り
停電に備えて蝋燭や懐中電灯を準備した
雨戸を閉めた家は蒸し暑く
白熱灯を切れば
真っ暗闇の中
風が揺さぶる雨戸の音と
風そのものが怪しい唸り声をあげる
僕はふとんの上で
頭までタオルケットを被っている
扇風機をかけても
風はかすかに感じるだけ
僕は電気スタンドを点け
十五少年漂流記を読む
相変わらずの雨風の音
家がギシギシと音をたてて揺れている
やがて僕も嵐の海に
漕ぎだして行った
※子供の頃の記憶
<台風の夜>2012.09.30
作品名:
らくがき
作家名:
郷田三郎(G3)