古都・純情物語 1(1~4章)
あ?コレ、内緒な♪^^;・・実行委員としては・・・
マズイもんな^^;・・・ 」
中野と云う優一の【元カノ】も、優一のことをいまだに
大切にしたいのだと感じた。
寮の消灯時間はとっくに過ぎていたが、
泰子の高校時代の【男と女の話】は
まだまだ続いた♪(^_-)-☆
第4章
10月31日 都祭 最終日
優一達のバンドの出番が来た。
連日の猛練習の成果が出て、優一達は大喝采を受けた!
500人収容の大教室は八割型埋まり、その七割は女子だった。
最後のアンコールの曲は陽水の
【 夢の中へ 】
♪探し物は なんですか?
見つけにくいものですか?
かばんの中も
机の中も
探したけれど見つからないのに
wuhuu~~~♪wuhuu~~♪wuhuu~♪
サァ~あ~♪
会場は大合唱で、まさに【興奮のるつぼ】と化した♪
たぶん、最初の【ハードロック主体】では、
とてもこうはならなかっただろう♪(^。^)y-.。o○
3度までアンコールでステージに上がった後、
歓喜に包まれて大教室の外に出た時、
メンバーの誰からともなく、【雄叫び】が出た!
ウォ~~~~~~~~~~~~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ヤッタ~~~~~~~~~~~~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ヤッタ~~~~~~~~~~~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
控室にあてられた教室に入っても興奮は続いた♪
「きゃ~~~~!あんた等良かった~~~♪(*^。^*)
物凄く良かった~~~~♪
皆、総立ちえ~~♪\(~o~)/ 」
泰子も興奮して迎えた。
「お疲れ様でした♪(#^.^#)凄く良かった~~~♪
今までの都祭で一番良かったって皆言うてますよ♪
(#^.^#)」
瑛子も満面の笑みで待っていた♪
「藤さん、ありがとう♪(^_-)-☆この成功は瑛子さんの
おかげや♪(*^^)v」
優一が瑛子に言った。
「(・_・;)え?・・・・なんで?」
瑛子は問い返した・・
「え?・・なんで?(・_・;)・・・」
瑛子は優一に問い返した。
「あの時、瑛子ちゃんがもっと日本語の曲、
増やした方が良いって言ってくれたからやん♪(*^。^*) 」
優一は訳を話した。
「そんなん、私はなにも・・^^;・・・でも、今日、ビックリした!
1週間前に聞かされたんと、全然違うねんもん♪(*^。^*)
変えても1,2曲やと思ってたから♪(#^.^#)
それに、林君の声も素敵やった♪
【22歳の別れ】も【傘がない】も、凄く良かった~♪(#^.^#)」
優一も瑛子も、興奮の面持ちで、
顔がぶつかりそうな距離で話す♪
そんな二人の仲を、無神経に泰子が離す!(ーー゛)
「林君、1時間位待っててくれる?打ち上げしよ!
みんなもエエやろ?打ち上げしよォ~!ヽ(^。^)ノ」
「賛成~~♪\(^o^)/\(~o~)/」
李と武がユニゾンで応じた♪
二人のギタリストも頷く♪(^_-)-☆
決まり!(*^^)v
ことの秋はますます深まり、その夜露は冷たかったが、
この若者たちにはまるで無関係だった♪
瑛子と泰子は、控室の優一達と一旦別れ、
後始末の残る会場に戻った。
つい先ほどの熱狂は今は無く、
瑛子達以外の実行委員5,6名が、
階段式の教室を掃き掃除している。
「あ!中野さ~ん♪(^^)/」
(中野・・・・さん?)
瑛子は一瞬聞きなれない名前を訝しがった。
泰子は瑛子に構わず階段を走って上がり、
その人影と談笑している。
「あ!瑛子ちゃん、こっち!こっち来て!はよう♪」
泰子の激しい手招きに吸い寄せられるように
階段を上がると、
【その人】はいた。
「瑛子ちゃん、紹介するわ♪ この人が中野雅美さん、
前に話したウチの親友♪ 林君の・・・元カノ♪うふふ♪」
「大井さ~ん!要らんこと、言うなぁ~!(ーー゛)」
パシ~ン!
雅美の平手が、泰子の肩を思いっきり張った!
「藤瑛子です。m(__)mこんばんわ♪(#^.^#)」
「中野です♪うふふ♪^m^
大井さんから時々瑛子ちゃんのこと聞いてますよ♪
凄く頑張り屋さんで、凄く可愛い人やって♪(^_-)-☆」
「泰子ちゃん、そんなこと言うてたん?恥ずかし~い!
(+_+)・・」
雅美は瑛子以上に、小麦色の肌を持った女の子だった。
目もパッチリとしていて、ポッテリ厚い唇を持っている。
少し鼻が『お団子』だったが、全体的に見れば
かなり可愛い女性に違いなかった♪
泰子の言う【京南の天地マリ】と云うのも頷けた。
「雅美ちゃん、これから後片付け終わったら、
ウチら実行委員と林君のバンドメンバーとで
打ち上げすんねんけど、アンタ、来いひん?
林君とも『積もる話』あんのと違う?うふふ♪(^_-)-☆」
「ん、もォ~!まだ言うてる~!(ーー゛)・・・
私、これから『おデート』ですの♪(^_-)-☆
彼が9時に丹波口の駅前で待ってるねん♪
あ!もう5分前!(@_@;)
ほな大井さん、また連絡するねぇ♪
藤さん、今日はお疲れさん♪
じゃ~ね~♪(^^)/」
そう言って雅美は二人を残し、教室を出て行った。
打ち上げの会場は、短大近くの商店街にある、
お好み屋を貸し切って行われた。
京みやこ短大側の実行委員10名と優一達5人プラス、
優一の同級生・小川義博と岸田厚夫も『PA担当スタッフ』
として憧れの女子大に紛れ込んでいた^^;・・
4人掛けのテーブル3席、通路を挟んで同じく4人掛けの
小座敷3席に、若者たちが充満する♪
みんなが揃った頃を見計らって、
【実行委員長】の泰子が
生ビールの注がれたジョッキを片手に
みんなの中央で【仁王立ち!】した。
「ええ~~、本日は皆さん、御苦労さまでした!
おかげで、『都祭』の歴史に残る
良い祭りが出来ましたァ~~!(^^)/
これも皆様の頑張りのおかげと思い、
今夜は思いっきり、楽しんでください~~!ヽ(^。^)ノ」
♪ うおおおおおお~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
女子大の打ち上げとは思えぬほどの雄叫びが上がった!
「それから、今夜は特別に、寮長から11時半まで
門限を延長して頂きました~~~♪」
♪きゃああああああ~~~~♪\(^o^)/(^^)/(^^)/
彼女たちの嬌声の中に、
武と李の声も混じっていた^^;・・
「それでは、カンパ~イ!!( ^^) _旦 」
♪カンパ~イ!!!(^^)/\(~o~)/ヽ(^。^)ノ(^v^)♪
作品名:古都・純情物語 1(1~4章) 作家名:ef (エフ)