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古都・純情物語 1(1~4章)

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 小さなお好み屋のガラス戸が

 ビリビリ!と

 震えた♪(^_-)-☆


優一は、別のテーブルで小川や岸田と談笑している

 瑛子をチラチラ見ていた。

 
 ( なんやアイツら、瑛子ちゃんにベタベタしやがって

  ・・(ーー゛)・・瑛子ちゃん、嫌がってるやないか・・)

 「林さん、飲んでる~~う?(*^。^*)」

 実行委員の一人、初子が話しかけてくる。

 もうすでに出来上がり始めていた^^;・・

 「林さんの歌、エエわ~♪(^_-)-☆」

 初子の目に星が耀いている♪

 初子はジャージに包まれた豊満な体を

 押し付けて来る(+o+)・・


 ( 瑛子ちゃんと喋りたいな・・(T_T)・・・)


 その頃、瑛子は瑛子で、機関銃のように放たれる

 ダジャレの嵐に辟易としながらも、初子に絡まれる

 優一を目で追った。


 ( 初子ちゃんたら!(ーー゛)・・

      私もあっちに行きたいなぁ・・(/_;)・・)

 

 騒音に近い話声の中で、『打ち上げ』は盛り上がった♪

 酒は好きだが弱いタイプの李(リ)などは、はしゃぎ過ぎて

 小座敷の上で寝入ってしまった。

 
 ダジャレの小川は熱心に女子の名前を聞いて回った。


 泰子はずっと東野の横にひっ付いて、

 「注しつ注されつ♪」で日本酒をあけていた♪


 お好み焼き屋の柱時計が、


 ボ~ン♪  ボ~ン♪・・と

 11時を告げる・・


 まだまだ打ち上げの場は盛り上がっていたが、

 乾杯の時と同様、

 都祭実行委員長・大井泰子は、その場で

 すくっと立ち上がり、


 「ええ~~お静かに!  (--〆)
 
  宴もたけなわでは御座いますが、

 私達は「京みやこ看護短大の【シンデレラ♪(#^.^#)】

 寮までの帰りの時間も考えますと、

 只今をもってお開きといたします!解散!m(__)m」


 流石に実行委員長、鶴の一声で散会した。


 優一達7人と、瑛子達10人のシンデレラ?は、

 店の前の道の上で向かいあい、互いに1列になると、

 順番に一言ずつ言葉を交わしながら握手した♪


 優一は3番目に瑛子と握手した♪

     (^_-)-☆