こんな気持ち
話している時、私の好奇心から、京ちゃんの過去の女性関係についても、ちょっとだけ聞いてみた。
京ちゃんは笑いながら数人の女性のことを話してくれた。
しかし、それらすべては過去の事なのだから……と。
私がバスに乗ってから実に5時間後、ようやくバスは昼食会場となっているレストランに到着した。
他の同乗者のみんなの後に並んで歩いて行った。
もちろん手はつないだままで。
食事は洋食でちょっとずつ色んなものが盛り付けてあって、少なく見えたけど、実際食べてみると十分お腹いっぱいになった。
そして最後のデザートは私の大好きなチーズケーキ!
中が少しトロ〜リとしたチーズでとっても美味しい。
でも残念なことに京ちゃんは、チーズケーキが苦手。
仕方なく(喜んで)私が食べてあげた。
でも飲み物はコーヒーと紅茶が選べたので私はコーヒー。
京ちゃんはもちろん紅茶をチョイスした。
「良かったねっ!」と私は言った。
食事が終わるとお土産品をブラブラと見て回り、表で記念の写真を何枚か撮ってバスに戻った。
私たちが最後だった! まぁ当然と言えば当然。
私たちは自分たちの世界にいたから添乗員さんが言った(多分…いや、きっと!)集合時間を全く聞いていなかったのだから。
そのことに気付いた私たちは、少し大きめな声で
「すみませ〜ん♪♪」と言いながらバスに乗った。
めちゃめちゃ明るい声で!
私たちには、どんなことも楽しいことに思えた。