つぶやき詩集 (1)
青春のかけら②
苦い、淡い物語
その出逢いが
人生を変えた
十七の春
その笑顔を
手に入れた
1つの「恋」
出逢った
身体が震えた
逢いたい、逢えない
背中にウズきを感じ
心が落ち着かない
十八の揺れた心
それが「愛」だと
気が付いた時
それは目の前から
消えた
二度と逢えない
救われない心
その不公平さに
叫んだ
世の中がこの世に
思えなかった
無茶苦茶な毎日
周りを傷付けた
夜の海に飛び込み
波に涙を流した
恋も愛も無縁に
思えた日々
もう、いい!
もう、二度と・・・
二十歳の決意に
悲劇を演じる事
酒の力を借りていた
まっすぐに観れない
己の視線
見えない何かを
睨み付けていた
もう、怖いものはない
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬