つぶやき詩集 (1)
青春のかけら①
悩み、苦しみ
その一言、一言に
心をかきむしられた
そんな日々を
強気で突っ走っていた
己の行く道を模索しながら
昨日を振り返る事を
無駄な事と棄ててきた
迷って、戸惑って
息詰まりの行き詰まり
道端に咲く蒲公英にも唾をはきかけ
踏みつけていた
刹那な快感を好み
考えより行動する
溢れ出る欲望を抑え切れない
膨らむ好奇心に
眠れぬ夜を何日も過ごしていた
傷付けて、傷付けられても
未熟な「愛」を信じて
頭も心も張り裂けそうになっていた
恋と愛の違いも知らずに
己のエゴを押し付け
己の業を振りかざし
時代の流れに乗ろうとしていた
未だ見ね夢
未だ来ぬ時
じれったい時の流れに頭を振っていた
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬