つぶやき詩集 (1)
その一日
その日は一杯の
インスタントコーヒーで始まった
窓辺に立ちカーテンを開ける
冬の朝日がきつく感じる目覚めだった
マグカップの湯気が寝起きの目を刺激する
さあ始まるな
苦めに入れたコーヒーを啜りながら心の中でつぶやく
どんな一日になるか自分ですら解らない
そんな一日の始まった足の冷たさが早く動け!と催促している
さあ行動だ
一気に窓を開け放ち、朝の澄んだ冷気に身をさらした
寒さで身体を起こしてしまおう
そんな一日は始まった
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬