つぶやき詩集 (1)
自分に帰ろう
あの淡い想い出は
心の奥に締まった
ついでに、この胸にあった
わだかまりも仕舞おう
そして、想うことがある
あの頃の自分はどうだったか・・・
普通じゃなかった
思いを押し退けていた気持ちを打ち消していた
ぬぐえない、あの肌の感触を否定してた
どうしたら、本当の自分が見えるのか・・・
どうすれば、自分を取り戻せるのか・・・
何度も何度も何度も
問いかけている
どうすれば
どうしたら
何も浮かばない
苛立ちながらも灯りを見た
好きな事に没頭してたら見えてきた
そうだ、あそこへ行こう
あの店に顔を出そう
あのいつもの顔を見に行こう
いつもの道を帰ろう
あの子が好きだった自分に帰ろう
それが自分なんだから
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬