ノブ ・・第3部
そして立ち上がって恭子の手を引いて、ベッドに向かった。
「あ、ちょっと・・・」と恭子は手を離して、ベッドルームの扉とカーテンを閉じた。
濃いブルーのカーテン越しの淡い青の光が、部屋を満たした。
「脱がしちゃるけね」
「有難う」
恭子はボクのTシャツを脱がせて、ジーパンを下ろした。
「あ、湿布して貰ったっちゃんね」
「うん、外来で包交のついでに貼ってくれたんだ」
「そっか、したら・・・」
恭子はボクをベッドに仰向けに寝かせて、自分も裸になって言った。
「アンタは動かんで良かけん・・」
「うちに任しとき」
「恭子」
「・・・・」恭子は黙ってボクのトランクスを脱がせた。
そして恭子は、ボクの開いた足の間に正座して、両手でゆっくりと足をさすって言った。
「困ったオトコっちゃ、本当に」
「・・ごめん」
それだけ言うと恭子は両方の太腿を優しく撫でながら、オチンチンに息を吹きかけた。
「あ、大きくなってきたばい」
「くすぐったいよ」
ふふ・・と笑いながら、恭子は右手を添えてオチンチンを口に含んだ。
久しぶりの恭子のフェラチオは、さゆりさんともリエ坊とも違って・・ゆっくりと、でも唇と舌全体を使ってオチンチンを丁寧になぞる感じだった。
ボクは目を閉じて、この懐かしい快感に身を委ねた。
「気持ちいい」
「・・・」
「恭子」
「・・なん?」
そろそろ入れたいんだけど・・と言ったボクに、恭子はニッコリして言った。
「いかん、飲むっちゃけ」
そう言うと恭子は右手で根元を軽くしごきながら、口の中で舌をグルグルと回しだした。
「恭子、イっちゃうよ、いいの?」
「・・・」
恭子の頭が上下に動きだして、とうとうボクは大波にのまれて一気に射精した。
「あ〜!」
一瞬恭子の動きが止まり、ボクは目を閉じて大きく息を吐いた。
ボクの精子を飲みこんだ恭子は、やっと顔を上げてボクを見た。
その額には汗が浮かんでいた。
「アンタの、飲みたかったと」
「やっぱ、甘い?」
「うん、苦いっちゃけど・・な」
恭子は笑いながら汗を拭い、言った。
「うちの事、好いとう?」
「うん、大好き」
「なら言うて」
「え?」
恭子が一番好きだと言って欲しい・・と恭子はボクの横に来て、抱きついて言った。
「一番だよ、恭子が」
「したらもう、浮気せん?」
「うん、しない。恭子の泣き顔見るの、もうイヤだもん」
正直な気持ちだった。
勿論、リエ坊にもひどい事をしたのは分かってる。でも、バレた揚句に何が一番堪えたか?と言えば、それはやっぱり恭子の泣き顔だった。
「嬉しか」
恭子はボクの頭を抱えてキスしてくれた。
「で、二番は誰ね?」
「はぁ?」
「うふふ、嘘たい。もう良か」
そう言って恭子はボクの乳首を舌で愛撫しながら、右手でオチンチンを撫でた。
「な、もういっぺんしても良か?」
「う、うん・・」
恭子に優しく撫でられて、愚息はまたもや鎌首を持ち上げだした。
「すぐ、硬くなるっちゃんね」
「だって、触られたら仕方無いっしょ」
「・・可愛いっちゃ、コイツ」
カチカチになったオチンチンを、恭子はボクに跨って頬ばった。
ボクは、目の前に広げられた恭子の花園を舐めようと首を上げたのだが、その時、脇腹にズキっと鋭い痛みが走って首を上げられなかった。
「痛い!」
恭子はオチンチンを舐めるのを止めて言った。
「やけ言うたろ?アンタは動かんで良かって」
そして、向き直ってゆっくりとオチンチンを花園に入れた。
「あ・・入ってきよる、アンタのが」
「こうして、うちがゆっくり動いたら痛くならんとやない?」
「うん、任せるよ、恭子に」
恭子はボクの腰の上に足を広げて跨って、オチンチンをすっぽりと花芯に呑み込んだ。
「アンタでいっぱいやけ、うちの中が」
そう言いながら目を閉じて、ゆっくりと腰を前後に動かす恭子。
ボクはオズオズと両手で恭子のオッパイを揉んだ。
「大丈夫なん?」
「うん、これ位なら・・」
可愛いピンクの乳首が、硬くなってる。
ボクは優しく、時にちょっと強く摘まんだ。
「・・気持ちいい?」
「うん、良か」
「アンタは?」
「うん、オレも気持ちいいよ」
そのうち、恭子の荒い息遣いだけが聞こえる様になり、恭子の腰の動きが段々と速くなっていった。
「いかん、うち・・・」
「もう、イってしまうかもしれん」
恭子は眉間に皺を寄せて、やっとそう言った。
「うん、オレもヤバいかも」
「な、一緒に・・な?」
「うん」
「あ、いかん!」
恭子はそう言うなり我に帰ったように、ボクの上から飛び降りた。
「ど、どうしたの?」
「あれ、付けな・・」
そう言うと恭子はボストンバッグからコンドームを取りだして、袋を破った。
「アンタもまだ、お父ちゃんには早やかろ?」
「そうか、ごめん、気付かなかった・・」
いいと・・と恭子はヌルヌルのオチンチンに手早くスキンを被せた。
「これで安心ばい」
「さ、仕切り直しやね・・」
恭子はまたボクの上に跨り、今度はスルっとオチンチンを飲みこみ腰を前後に動かしだした。
「う〜ん、良かね」
「うん、付けてても感じる・・」
ボクは多少の違和感を感じたが、お陰でもう少し長持ちしそうだった。
それでも恭子の花芯の締め付けと、グリグリと押し付けられる恥骨の感触は、ボクの限界をあざ笑うかの様に気持ち良かった。
「あ〜ん、アンタ・・うち、もうイっても良か?」
「うん、いきそうだよ、オレも」
「あ〜、ダメっちゃ!」
「オレも!」
恭子の締め付けが一層強くなって、恭子はボクの腕を強い力で握りしめた。
ボクはその瞬間、弾かれた様に射精した。
ゆっくりとボクの上に体を載せて、恭子は喘いだ。
汗が混ざり合って、ボクは恭子を抱きしめて言った。
「最後は痛いの忘れちゃったよ」
「アンタ・・・」
「感じてしもた」
「オレも」
耳元で聞こえる恭子の息遣い、それは懐かしい京都を思い出させた。
ボクらは繋がったまま、動かなかった。
いや、暫くこのまま動きたくなかったのかもしれない・・恭子もボクも。
どの位眠ったのだろう、目を覚ますと恭子はまだボクの脇で小さな寝息を立てていた。
目を閉じて軽く口を開けて。
二人の体にはタオルケットがかかっていた。
多分、ボクが寝入った後に恭子がかけてくれたのだろう。
「恭子・・」
ボクは恭子の髪を撫でながら、今更ながらに自分のしでかした事の重大さに押し潰されそうになった。
どれほど傷付けてしまったのか、この可愛らしい女の子を・・。
「ごめんな」と呟いて、ボクはゆっくりと起き上った。
「いてて!」
幸い、恭子は目を覚まさなかったので、ボクはダイニングで一服した。
テーブルの上には、氷が全部溶けてしまって薄くなったアイスコーヒーがサーバーに残っていたから、それを飲んだ。
ちょっと濃い麦茶の様なコーヒーだったが、渇いた喉には有難かった。
窓の外はもうとっぷりと暮れて、時計の針は八時過ぎを指していた。
随分寝たんだな・・と二本目に火を点けた時、恭子も起きてきた。
「何しよると?」
「うん、コーヒー飲んでた」
「もう、起きたら隣におらんとやもん、ビックリしたっちゃ」



