ノブ ・・第3部
大学への道すがら・・・リエ坊は徐々にベーシストのリエ坊に戻っていった。
講堂が見えて来ると、ビートルズが聞こえてきた。
「キャバーンだ」
「うん、またあいつ等が先なんだよね」
「シン?!」
「なに?」
「練習中は、前の梨恵子に戻ってもいい?」
「え?」
「シンを好きな梨恵子じゃ、アイツにバレバレだから・・ね?!」
「うん、いいよ、おっかないリエさんで」
「もう!おっかないは余計でしょ?!」
ボクらは笑いながら部室の前に荷物を置いた。
「まだ40分位あるね」
「そうですね」
「なに、いきなり敬語?」
「だって、リエさんが言ったんじゃん!」
「そりゃ・・そうだけど」
ちょっとこっち来て・・とリエ坊はボクの手を引いて、部室の反対側の廊下を進んだ。
「・・ちょっとだけ」
「んん?」
リエ坊は1つのドアを開けて、ボクを招き入れて閉めた。
「ここ、空いてる部屋だからさ・・ちょっと暑いけど・・」
そう言うといきなり抱きついてきた。
「・・ちょっとだけ、ね?シン」
「うん」
ボクらは、誰もいない部屋でキスをした。
遠くにビートルズと蝉の声が聞こえて、でも・・・静かな部屋の中でボクは、抱きしめたリエ坊の鼓動を感じていた。
「シン、好き・・・」
「リエさん・・」
「ね、お願いしてもいい?」
「なに?」
「2人の時はね・・」
「うん」
「リエって呼んで?!」
「リエ?」
そう、その方がいい・・・リエ坊はそう言いながらまた、キスしてきた。
ボクの舌を優しく吸って、上下の唇も交互に吸ってくれた。
「リエさん・・いや、リエ?」
「なに?」
「ヤバいよ、練習前なのにさ・・」
「ここが?」そう言ってリエ坊は、上目遣いにボクの短パンの前を撫でた。
「ふふ、カチカチになっちゃったね・・」
「どうすんだよ・・」
「別の事考えれば、大丈夫なんじゃなかった?」
「意地悪だな、リエは」
「じゃ、リエはどうなんだ?」
ボクはリエ坊の答えを待たずに、Tシャツをたくし上げてオッパイを鷲掴みにした。
「やだ、シン・・・」
「先に火を点けたのはどっちだ?リエ」
「う〜ん、ゴメン・・だって」
ボクはリエ坊の乳首を摘まんで、ゆっくりと全体を揉んだ。
「バカ、止めて、ね?!」
「本気で言ってるの?リエ」
「だって、こんなトコじゃ・・」
どこだっていいよ、2人切りなら・・とボクは言いながら、思い切ってリエ坊のジーンズのジッパーを下げた。
「ヤダ、本気?シン・・」
「うん本気、ここで入れる」
「シン!」
「黙って」
リエ坊は観念したように、何も言わなくなった。
ボクはリエ坊のジーンズを膝まで下げて、ショーツも下げた。
「・・信じらんない」
リエ坊はボクの首にしがみついて、恥ずかしさに耐えていた。
しかし、触ってみた花園はもう・・十分に潤っていた。
「もう、ジュルジュルだよ、リエのオマンコ・・」
「バカ・・言わないで」
ボクは自分の短パンも下ろして、リエ坊に触らせた。
「あ〜、シン・・」
「うん、入れるから・・後向いて?」
「こう?」
ドアの内鍵をかけてボクは、リエ坊に壁に両手を突いてお尻を出す様に言った。
「ね・・シン、恥ずかしいし怖いよ、こんな所で・・」
「大丈夫、そのままで・・ね?!」
ボクはリエ坊のオッパイを後から揉みながら、ゆっくりとオチンチンをあてがった。
「分かる?リエ・・」
「うん、分かるよ・・」
「入れるよ?」
「うん・・」
ボクは、ゆっくりとオチンチンを花芯に入れた。
「あ・・・」リエ坊が小さな声を出して、すぐに静かになった。
声を出すまいと頑張っているんだろう。
「んん〜・・」
全部オチンチンを入れて、ボクはきつくリエ坊を抱いた。
「練習が始まったら、もう・・・」
「うん、分かってる・・あ〜ん!」
小さく喘ぐリエ坊はもう、一昨日のリエ坊ではなかった。
「・・・・」
ボクはゆっくりと動き出した。
「シン・・」
「リエ!」
「どうしよう、私・・シン!」
「感じる?」
「うん、すごく気持ちいい、う〜ん・・」
両手でオッパイを揉みながら、ボクは出し入れの速度を上げていった。
「う〜〜!」抑えているとはいえリエ坊の声が少しずつ大きくなって、ボクはリエ坊の背中の光る汗を舐めて、キスをした。
「シン、どうしよう」
「気持ちいいの?」
「うん、いい・・・どうしよう、う〜ん!」
リエ坊の声にボクは感じてしまい、押し寄せる波に耐えられなくなりそうだった。
「リエ、イってもいい?」
「うん、いい・・あ〜!」
リエ坊は歯を食いしばって、下を向いた。
ボクは、こみ上げて来た最後の波と共にオチンチンを引き抜いた。
ドピュ・・!とボクは射精した。
丁度リエ坊の下したショーツとジーンズの上を飛んで、精液は壁に着いた。
「ふ〜・・」ボクは汗だくのまま、リエ坊に体重をあずけて息を切らした。
リエ坊は壁に両手を着いたまま・・・やはりぜいぜいと荒い呼吸をしていた。
「シン・・」
「なに?」
「私のせいかな」
「うん、そうだよ」
「でも、オレ・・嬉しかった」
「ほんと?」
「うん、練習の前に甘えたかったんでしょ?リエは」
「うん、キスだけで良かったのに・・」
ボクはリエ坊から体を離して、短パンを上げた。
リエ坊も、ノロノロと身繕いしてボクを見て言った。
「でも・・キスだけより良かった!」
そう言って抱きついてきたリエ坊もボクも、汗びっしょりだった。
ボクらは最後に長いキスをして、そ〜っと鍵を回してドアを少し、開けた。
ビートルズの音は大きく聞こえたが、覗いた廊下には誰もいなかったからボクらは部屋の外に出た。
「・・涼しいね、廊下」
「うん、汗が引いていい気持ち」
リエ坊はボクを見て微笑んだ。
「シンが・・・」
「え?」
「シンがエッチで良かった!」
そう言うとリエ坊は「コーラ、買って来るから待っててね?!」と頬にキスして走って行った。
ボクは走り去るリエ坊の後ろ姿を見送りながら、廊下に座り込んだ。
そして顔の汗をタオルで拭って、腰の辺りに漂う余韻に・・・壁に背中を預けて目を閉じた。
「リエって呼んで・・か」
程なく、リエ坊がコーラを2本持って戻ってきた。
「はい!」
「有難う」
リエ坊はボクの隣に腰を下ろし、ボクらはよく冷えた瓶のコーラをラッパ飲みした。
「ふ〜、暑かったね・・あの部屋」
「そりゃね・・それに、ただでさえ暑いのに中で運動しちゃったしね!」
ふふふ・・とリエ坊は笑いながら髪を掻き上げた。
遅いね、アイツ・・と言いながら。
キャバーンの演奏が終わり、部室のドアが開いた。
「お、もう来てたんだ・・」
「ええ、待ってました、皆さんが終わるのを」
「なんだ、タカダは来てね〜の?」
「じきに来ますよ、さ、シン・・」
「うん・・」
ボクらは立ち上がって、荷物を持って部室に入った。
キャバーンのメンバーの1人が、出て行きがてらリエ坊に言った。
「お前さ、ちょっと腕がいいからってデカイ態度取ってるとよ、そのうち・・」
「そのうち?なんですか?」
リエ坊が髪を後ろで束ねながら振り返って言った。



