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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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ハアちゃんはご近所の星☆

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その日から傲慢だった親父は、
物静かな人に変わってしまった。


口数も少なくいつも頭(こうべ)を垂れた親父。


そんな親父を俺は見ていられなかった。


数日後、俺は妻と夕飯の買い物をしに近くの商店街に行った。

帰り道で、たまたまペットショップの前を通りかかった。

店頭のサークルの中で子犬達が、
我先に抱いてくれ撫でてくれと言わんばかりに騒いでいる。

そんな中でサークルの隅でおとなしく伏せて、
ただじっと俺を見つめる子犬が1匹いた。

俺はそいつにふらふらと引き寄せられた。

俺はサークルに近づきそいつを抱き上げて、

『ひかえめだなお前は。
そんなんじゃあ買ってもらえないぞ。』

と言って、そいつの鼻を自分の鼻でつんっと突いた。

そいつは、目を細め耳を垂れて俺の鼻をペロペロなめた。

俺はそいつをサークルにもどし、

『じゃあな、頑張れよ。』

と、言った。そして、

『帰ろ。』

と妻に言って歩きだした。



みょうに後ろ髪をひかれる思いで足取りが重い。