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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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ハアちゃんはご近所の星☆

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【ハアとハナミズキ】


ハァは火葬され、壺に入ってうちの仏壇で三年眠った。

おふくろと一緒に仏壇で眠った。

そして三回忌を迎えた日、俺はハアの遺骨を粉々にして
庭にまき、土に返還した。

そして、そこへハナミズキの苗木を植えた。



ハアの魂よ、ハナミズキとなって大きく育て!
            
      ・・・・・と、願いを込めて。



そのハナミズキは近くの物産センターの直売会で
買ったものだ。

最初はハナミズキなんて買うつもりはなかった。

ハアの遺骨を庭にまいて、そこになにかかわいい花を
植えようと思っていた。

ハアは草花が好きだった。

散歩していて草花をみつけると、顔を近づけ、クンクンと
においをかぎながら尻尾をパタパタ振る。

歩道の植栽をみつけると、荒らすこともなく、お前は猫か
というくらいに、巧みに花を踏まないようにそおっと近づき、
ひととおりの花をかぎまくらないと気がすまない。

そして満足した顔をしてまた歩き出す。


そんな犬だった。


だから、ハアを土に還す時は、たくさんの花を植えてやろうと
思っていた。