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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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ハアちゃんはご近所の星☆

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ツバメのヒナを手におおいながら、脚立を登っていった妻は巣をのぞきこむと、
そのままずっと固まっていた。


ずっと、巣をみつめたまま・・・。



『どした?』

と、俺は聞いたが、妻はただ黙ってヒナを巣にもどし、
うつむいたまま脚立を下りた。

そして、妻の目には涙が・・・。



『どした?どうしたんだよ!?』

と聞くと、妻は震えた声で

『巣の中に・・・ヒナの兄弟が・・5羽ほどいて、
・・・・みんな元気に・・・かわいかったよ。・・・』

と言った。俺は

『普通じゃん。何もそんなんで感動したのかお前は。』

と言った。妻は

『それでね・・・そのヒナの兄弟のまわりにね・・・毛がぎっしり敷いてあるんだよ。
茶色や白や黒い毛が・・・・。あれは、うちのハアちゃん達の毛だよ。
だからハアちゃん達は、あのツバメ知っていたんだよ。
きっと、毎日毎日ツバメは、ハアちゃん達の毛を拾いにきていたんだよ。』


なんてことだ。