ハアちゃんはご近所の星☆
俺は長いホウキをもって(カラスが来たら戦うために)、
菜の花畑に入り込んでいった。
俺が畑に入ったとたんにカラスは飛んでいってしまい、
うちの犬達も静かになった。
畑の中には何もいない。
カラスもいなくなったわけだし、まっいいかと家にもどろうとした瞬間・・・・・
また彼らは騒ぎ出した。
まるで俺を引き止めるかのように。
いったい俺に何を伝えたいのか。
『なんなんだよ。もう〜まいったなあ。』
彼らにそう言って立ち尽くしていると、
ふと、なにかの影が横切った。
見上げると、俺の頭の上と犬達の上を行ったり来たり
ツバメが飛んでいる。
・・・・もしかして!・・・
そう感じた俺はもう一度、畑に入って行った。
作品名:ハアちゃんはご近所の星☆ 作家名:★風神雷神☆彡