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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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ハアちゃんはご近所の星☆

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【愛しき者たち】


ある日の夕方、外で彼らが一斉に吠えている。

尋常ではない鳴き方だ。



プウが窓越しに俺らをのぞいて吠えている。

いかにも俺を呼んでいるかのように・・・・。

外に出てみると、ゴンとブンが空を見上げて

           ウォンウォン、ガルウガルウ

                 と激しく吠えている。


見上げてみると、電線にカラスが。


・・・・・・・・・・・・・なんだ、カラスか。



『あまり、騒ぐとつつかれるぞ。』

そう言って家に入ろうとすると、

しきりにプウが騒ぐ。



『行っちゃダメーっ。』

って俺は言われたような気がした。

いったいなんのか。


彼らの行動を少し観察してみた。


ゴンとブンはカラスを威嚇して吠えている。

プウは俺をみつめて何かを伝えようとしている。

カラスはずっと下を見ている・・・・・

・・・・・・ん?

吠えているゴンとブンを見ていない。

斜め下の菜の花畑をじっとにらみつけている・・・・。


そこで初めて気がついた。


ハアが心配そうな表情で鼻をピイピイならしながら菜の花畑をみつめている。



あそこになにかいるのか?