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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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ハアちゃんはご近所の星☆

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ハアはいつも目を細め耳を垂れて、
ただ黙って最後まで人の話を聞いている。

そして、話が終わると飛びついて人の鼻の頭をペロペロ
なめる。

その絶妙なタイミングから、
こいつは本当に言ってることがわかっているんじゃないか
と思わせる。

俺はハァの似顔絵を模造紙に描いて

 
≪ ハアちゃんです。よろしくね!

      いっぱいお話してね!

         いっぱいいっぱいなでてちょーだいな!≫


と書き、その下に小さく 

≪人間の食べ物はハアには塩分が多すぎます。
元気で長生きするために、ドッグフードだけを与えています。
ご協力お願いします。≫

と書いて家の壁に貼った。




それからは、食べ物を与える人はいなくなり、
やたらハァちゃんハァちゃんと外から聞こえるようになった。


ハアと散歩をしていると知らない人に

『ハァちゃ〜ん。』

と呼びかけられたり、

妻と買い物をしていると

『あっ、ハァちゃんちのおにいちゃんとおねえちゃんだ。』

と小さい子に指さされることもあった。



ハアの人気はすごい!