ハアちゃんはご近所の星☆
また、あるサラリーマン風の若者は
『オッス、今日も元気でなにより。
おすわり!お手!おかわり!
だ〜か〜ら〜、これはお手でしょ。おかわりはこっち。
まっ、いいか。よ〜し、えらい!えらいえらい、
お前はえらいぞ〜!』
と、ハアをなでまわし、ハアは嬉しそうに
仰向きに腹を出してゴロゴロしていた。
俺は、
『おいおい、指示通りに出来てないのに、気安く褒めるなよ。
無責任なやっちゃなあ。』
と、思った。
また、あるお婆ちゃんは、
『今日は、じいさんの命日でね。
じいさんが好きだったお稲荷さんを作ったんだよ。
は〜い、じいさんとコロと半分こだよ〜。』
おじいちゃんの墓参りの帰りに寄っているらしい。
『そっかあ、この人にとってはコロなのか。。。。。
うちのハアは稲荷寿司なんか食わねえっちゅうの。
・・・・あれ?食ってる。・・・
おいおい、お前も人がいいねえ。っていうか、
犬がいいねえ。』
作品名:ハアちゃんはご近所の星☆ 作家名:★風神雷神☆彡