夢の途中3 (86-120)
それで、一年の時に同じクラスになった子でテニス部の【まっちゃん】って云う女の子と仲良くなって♪
笑顔がすごく良くてさァ~♪可愛かったな~♪(^v^)
今の女優さんで言うと、今年のNHKの大河ドラマで篤姫を演じた【宮崎あおい】にそっくりだったよ♪(*^。^*) 」
『へぇ、宮崎あおい似だったら可愛い子ね♪(^^♪ 』
「最初は全然意識しなくて、普通に冗談言ったりして楽しかっただけど、クラスの他の奴らがひやかし始めて・・・
一旦意識し出すと、ダメだね~~、もう全然以前みたいに話が出来なくなってさァ・・・(・_・;) 」
『うふふ♪相当ウブだったんだァ?(#^.^#) 』
「そう!今はこんなオジサンでも、40年前はウブでニキビ面の男の子だったよ♪^_^
言っとくけど、彼女も僕の事が好きだったんだぜ?(^^)v
彼女も僕同様、話したいのに話せない(/_;)・・
ああ、今考えても切なくなるなぁ~!(>_<) 」
『はいはい、その先をどうぞ!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!』
「^^;・・それでもさァ、クラスメートの中にはただ冷やかすだけの奴ばかりじゃなくて、応援してくれる子も居てね、ある時【林君、まっちゃんと映画でも観てきたら?】って提案してくれた子が居たんだよ♪^^;・・」
『何処にでも世話焼きな人も居るのね♪^_^ 』
「そう、もうこれは【渡りに船】とはこの事だよ♪(#^.^#)
でね、その頃やってたのがこの【メロディーフェア・小さな恋のメロディー】だったんだ♪(#^.^#) 」
『(#^.^#)へぇ~♪、可愛いお話しね♪それで彼女とのデートはうまく行ったの?初めて二人っきりに?』
「それがさァ、・・・・・・二人っきりじゃ無かったんだよ!(T_T)
彼女がね、どうしてもふたりじゃ照れるからって、その世話を焼いてくれた女の子二人に付いて来てって言って^^;・・・ウブだったんだねぇ・・・」
『まあ、初デートが・・いきなり【ハーレム】?^^;・・・』
「まさか!(-_-)/~~~ピシー!ピシー! 一応二人から少し離れてくれてはいたんだよ^^;・・でもさァ、何か尾行されてるみたいでさァ(ToT)/~~~・・・」
『^m^ぷっ!ホント、とんだ初デートだったわね( ^^) _U~~
で、その後その【宮崎あおいちゃん】とは?』
「結局意識しすぎて喋れないのは2年に上がっても変わらなくて、クラスも違ったから結局別れちゃった(/_;)・・・」
『儚くも【林少年の恋】は終わったか(^。^)y- 』
「あのォ、どっか楽しんでない?人の不幸を(-_-)/~」
『^^;・・と、とんでもない!もう涙が出そうでウルウルしちゃって!^^;・・・・』
「嘘つき!(--〆)ピキピキ!・・・・な~んてね♪(#^.^#)
ああ、酔ったのかな俺?今までこんな恥ずかしい事誰にも話した事ないんだぜ^^;・・」
『あ~~~ら、良い事聴いちゃった♪(^^♪ これで林さんの弱みをひとつ握ったわ♪(^_-)-☆ 』
「(^。^)y-.。o○弱みだなんて大げさな♪ でも、古畑君にだけはご内密にm(__)mコノトオリ」
『うふふ♪(^_-)-☆そんなこと喋りませんよ♪
あ!思い出した!あの映画に【Teach your children】って曲も入ってたわよね?^_^』
「そうそう、クロスビー・スチィルス・ナッシュ&ヤングの♪
(^_-)-☆ママ、結構詳しいね♪(^。^)y-.。o○」
『うふふ♪(^^♪ 私、音楽も映画も大好きだもの♪』
「あの映画でもう一曲・・・・・何だっけな(/_;)・・・日産の車のCMで遣ってた曲が在って・・・・
ナンタラカンタラ?grew you&me・・なんだっけな?(T_T)」
『ひょっとして・・・・【First Of May】?
♪When I was small&christmas tree were tall・・・♪ 』
「そう!それそれ!ママ、凄いねぇ~~♪ヽ(^。^)ノ」
『うふふ♪そんなに褒められると照れちゃうわ~♪(#^.^#)』
優一と香織の音楽談義はその後も続いた♪
(^_-)-☆
【FIRST OF MAY 若葉の頃/ The Bee Gees】
When I was small
And Christmas tree were tall
We used to love while others used to play
Don't ask me why
The time has passed us by
Someone else moved in from far away
Now we are tall
And Christmas tree are small
And you don't ask the time of day
But you and I our love will never die
But guess who cried come first of may
The apple tree that grew for you and me
I watch the apples falling one by one
And I recall the moment of them all
The day I kissed your cheek and you were gone
・・・・・・
まだ小さかった頃
クリスマスツリーは僕らにとって大きくて
他の誰かが遊んでいるときも
僕らは一緒に居るだけで楽しかった
なのに・・訳など無いけど
何時か時がたって僕らは疎遠になった・・
大人になった僕らにとって
クリスマスツリーは幼稚に思え
僕らは口も利かなくなていた・・
でも、僕らの心のつながりは決して無くならない・・
涙した時、あの若葉の頃を思い出す
リンゴの木はまるで僕たちのよう・・
大人になって身を実らせて
一人一人旅立って行く・・
でも僕は呼び戻したい
僕が君のホッペにキスをして
泣かせてしまったあの日に・・
===================================================
章タイトル: 第16章 モーニングサービス2008年夏
翌朝、優一は店が始まると聞いた7時に出向いた。
既に店は常連客で賑わっている。
店のドアを開けて来客を告げるカウベルがカランカランと鳴ると、店の中の客の目が一斉に優一に集る・・・
(・_・;)・・・・・・
その時、カウンターの中で忙しく立ち振舞う香織と目が合った。
優一は、一瞬昨夜の礼を口にしようとしたが、常連客の視線を気にして言葉を呑んだ・・
作品名:夢の途中3 (86-120) 作家名:ef (エフ)