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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第七回】感想肌の君

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そんな様子を見ていた乾闥婆がふっと笑ってそれから緊那羅を見た
「…乾闥婆?」
乾闥婆に視線を向けられて何か言われるのかと思った緊那羅が乾闥婆に声を掛ける
「…ハルミママさんも吉祥も…それにヒマ子さんと慧喜と悠助も一緒に話、聞いてきたらどうですか? ここは僕と緊那羅で片付けておきますから。暗くなってきましたし女性にこの部屋の寒さは体に悪いと思いますし」
乾闥婆がにっこり笑って言う
「相変わらず優しいのかキツイのかわからないのよね乾闥婆」
ヨシコが笑顔で言う
「じゃぁ…お言葉に甘えようかしら? そのかわり晩御飯食べていってねけんちゃん?」
母ハルミがにっこり笑って言い乾闥婆に背中を向けて部屋から出た
「では失礼いたします乾闥婆様」
ヒマ子さんと慧喜が同時に礼をする
「けんちゃんまたねっ」
慧喜に抱きしめられている悠助が笑顔で手を振って部屋から出て行った
「…乾闥婆?」
悠助に向って笑顔で手を振っていた乾闥婆に緊那羅が声を掛けた
「…緊那羅」
振っていた手をゆっくり下ろしながら乾闥婆が緊那羅の方を向く
「…貴方は…」
乾闥婆が口を開いた

茶の間に最後に入ってきた慧喜が戸を閉めて戸のすぐ側に腰を降ろしてその膝の上に悠助を招き座らせる
「え~…あれ? 緊那羅は?」
揃った面子を見渡して緊那羅がいないことに気付いた阿修羅が言う
「緊ちゃんはけんちゃんとお掃除するんだって」
悠助が言う
「…任せたんか?」
阿修羅がボソッと迦楼羅に耳打ちすると迦楼羅が小さく頷いた
「そっか…じゃ…こっちはこっちで始めますか」
阿修羅がコトリとハニワをテーブルに置いた