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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第七回】感想肌の君

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踏みつけられたままだった阿修羅が反撃というかのようにすかさず答える
「ヨシコさん?」
その名前を悠助が繰り返すと慧喜がプッと吹き出して悠助の頭に顔を埋めたまま肩を震わせて笑い出した
「あっくんッ!! もうッ!!」
「ガハッ!!;」
ヨシコが阿修羅の上で飛び思いきり全体重をかけて両足で再び阿修羅を踏みつける
「二代にわたって失恋してショックなんだから怒らせないでッ!!」
そのままガスガスと阿修羅を踏みつけてヨシコが怒鳴る
「吉祥; 落ち着くっちゃッ;」
緊那羅がヨシコを後ろから押さえて制止させる

「今ヨシコちゃん二代にわたってって言ったけど…」
南が京助を見た後
「京助も入ってるのか?」
そう言いながら南が中島と坂田を見る
「二代ってことは一応 (強調)はいるんじゃないか?」
坂田が答える
「京様には私がおりますもの」
いつの間にか京助の隣にいたヒマ子さんが京助の腕にそっと葉を絡ませてきた
「いや…いないから;」
絡められた葉を京助がゆっくりと引き剥がした
ヒマ子さんの葉をはぎ終えた京助がふとヨシコに目を向けた
「…お前父さん知ってるのか?」
緊那羅に後ろから押さえられ足で阿修羅を踏みつけていたヨシコが顔を上げた
「知らなかったら恋も失恋もできないでしょう?」
ヨシコが軽く京助を睨む
「ごもっとも」
坂田が頷いた
「りゅー様は…そこの子と同じ様な髪の色で…」
ヨシコが言うと母ハルミが頷く
「そして性格は結構破天荒」
そして母ハルミとヨシコの声がハモった
「でもさりげなく優しくて」
吉祥が言う
「結構抜けてて」
母ハルミが言う
「そうそう!!」
ヨシコが嬉しそうに笑った