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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第七回】感想肌の君

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「…緊那羅ちょっと」
ヨシコ…もとい本名 吉祥が緊那羅の腕をグイと引っ張った
「なんだっちゃ?」
少しよろけた緊那羅にヨシコが小声で何かを言うと緊那羅の顔がほんのり赤くなった
「やっぱり…?」
ふふっと笑うヨシコを緊那羅が困ったような笑顔で見た
「慧喜といい吉祥といい…どうしてわかったんだっちゃ;」
緊那羅が聞くと吉祥がにっこり笑った
「京助ーおかえりー」
「のっ;」
唐突に悠助のお帰りタックル不意打ちをくらった京助が驚きの声を上げた
「義兄様ずるいッ!!」
そしてそれを慧喜が頬を膨らませて抗議する
「坂田と南と中島もいらっしゃい~」
慧喜に京助から引き剥がされながら悠助が3馬鹿に向って言う
「あいかわらずだなぁ…」
南が笑う
「おかえりなさい悠ちゃん、慧喜ちゃん」
母ハルミが悠助の頭を撫でた
「あ…袋もって来ちゃったっちゃ;」
右手に持ったままだった買い物袋を見て緊那羅が言う
「おかえりなさいませ悠様、慧喜様」
ヒマ子さんが礼をした
「ただいまヒマ子義姉様」
慧喜がヒマ子さんに礼を返した
「窓われてる~」
悠助が窓を見て言うとちらりと京助を見上げた
「…悠…お前まで俺が割ったと思ってるだろう;」
京助が言う
「違うの?」
悠助が首をかしげると京助ががくっと肩を落とした
「日頃の行いが悪いからよ」
母ハルミが言う

「…りゅー様と…同じ髪の色…」
ヨシコが悠助をじっと見て呟いた
「…あれ?」
ヨシコの視線に気付いたのか悠助がヨシコに目を向けた
「…あなた名前は?」
吉祥が悠助に聞いた
「悠助は俺のだぞ!! 吉祥!!」
慧喜が悠助を悪者から庇うかのように警戒して抱きしめる
「悠助…そう…悠助…」
ヨシコが手に持っていた羽衣をぎゅっと握って苦笑いを悠助に向けた
「お姉さんはなんていうの?」
慧喜の腕の中からヨシコに向って悠助が笑った
「私は…」
「ヨシコ」