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第6

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もう独りの中国青年は曰く付きで

日本の習慣の不良がよく行なう態度で

亀田(ボクシング)が顔を睨み付け

あ~んだコラ!とバッシングされ

工藤檜のヤクザを名乗る男を

殴りまわし普通の工場に出せなくて

出せばヤクザ組織vs中国拳法達人の殺し合いとなる

私と同じ衛生班工場の、同じ部屋に来た。

日本語は流暢で其の経緯を、尋ねると

彼は中国で立身出世しようと高校を卒業し

家族を護るために日本企業の工場技術を学ぶ為

日本を訪れたようだ。

しかし日本企業は中国に工場を建設して

中国で働いて貰う為に日本に彼を招いたらしいが・・・

(他にも沢山いるらしい)30人単位で

本国から呼び寄せられ中国に建設する工場

運営の技術を学ぶ名目で本当の目的は、いわば騙され

日本企業に外国人労働者として低賃金で

搾取されていたのだ、するために集められた。

一旦中国から出て来た彼は、家族に旅費や

生活費を出して貰ったらしく、金額も日本の

貨幣と中国の貨幣は100円が10円にまで価値が下がり

詰まり彼は家族に大きなお金を出して貰い

期待されて送り出されたので、いくら日本企業の

騙しに合ったからと言って、ハイそうですかと

帰国するのは家族を失望させるし、今更

帰国しても現中国では、負け犬と呼ばれるらしく

まともな仕事にありつけないらしい・・・

それに彼には夢があるらしい・・・

だから夢が叶うまで家族の所には帰る事は

恥だから帰れないと滔々と説明していた・・・

日本企業の狡猾な搾取の被害を受けた

彼は日本の救済を受ける術も又制度もなく

已む無く、他の中国人窃盗団の売買仲介役をして

逮捕された・・・

その彼は今も猶、日本企業の騙しで被害を受け

更に異国の地で刑務所と呼ばれる所で2重の被害を

被っている(被害者)なのである・・・

私はこの中国人青年に日本人として

偉そうな態度は憚られ、日本人が外国人を

低賃金で搾取し狡い事を、彼に施し彼の夢や

家族の期待を奪い、彼を窮地に追い込み

犯罪者と化させた、私と同じ日本人に憤りを感じ

せめて日本人は皆、利己的な拝金主義でない

ことを、日本人が誰も彼も汚い性質でない事を

解って貰おうと、私は同室に住む2人の中国人青年に

文化の違いを押し付けようとする

他の日本人同房者らを

私が媒介し牽制していた・・・

そんなある日、私は朝食中に、大便催し

部屋の皆に頭を下げ、悪いと言ってトイレに

走った所、言葉の通じない中国人青年が

立腹し、食事の皿を引っ繰り返し片言の日本語で

なんで日本人は、ご飯、時、トイレ行く?

松本、何考えてる!と怒鳴った・・・

日本人には、我慢出来ない旨のニュアンスは

伝わるが中国人には伝わらなかったらしい・・・

この態度に腹を立てた私と仲の良い日本人は

私が攻撃されている姿を、忍びなく想ったようで

私の為にHは中国人青年に、日本に来たら

日本人の空気があるんじゃ~外国人は

おとなしくせんかこら~と怒り

決まりごとを、伝えようと試みたが伝わり

そうにもなく、朝一番から私のトイレの

せいで私を助ける為Hは嫌われ約を

買って出た・・・

それ以上事が進展しないように、収拾する為

私は中国人青年の前に正座して頭を下げ

謝り一旦は落ち着いたものの

以後、中国人青年とHの軋轢が生じ

事あるごとに、互いに罵り合ってしかも

方や中国語、方や日本語で応酬し合い

私はもう一人の日本企業に、騙された中国人青年に

翻訳を依頼し、事細かに風習の違いだから

腹が立つことも我慢してくれと

頭を下げて説明していると

今度はHからは松ちゃん

が何時も中国人に甘いから彼らが

付け上がるとばい、そがん頭ばっかい

さげんちゃよか、なさけなかぁ~・・・

おいが、日本の刑務所のルールば教えてやる

日本ばナメとるもん、日本に来てまで

悪か事ばしてから、・・・

と怒り漏らしていたが私はHちゃんの

気持ちはありがたいし、腹も立つやろうけど

この人たちは、言葉もよう判らっさんし

外国人やし許してやってくれんか

おいの顔ば立ててくれろ!と

牽制し続けた・・・

こんな日々の日常の最中に私は手紙の保留を出汁

にされ違法で不当な謂れのない懲罰を

2007年8月28日の誕生日に受け私は

雑居部屋から取調べの独房に監禁された・・・

案の定同年11月に懲罰を終えて、同工場に

戻って見るとHと中国人青年は居らず

喧嘩をして取調べ懲罰となったらしい・・・

衛生班工場と言うところは特殊な工場で、本当の馬鹿か

若しくは危険な人物で喧嘩ぱやいか?よその工場では

組関連の派閥関係で生りを潜めている人物か?の

何れかで、よほどの事がないと配属されない

特殊工場である・・・

行き場のない馬鹿か?手の付けられない危険な

問題児が集まる工場である・・・

またHも、中国人青年、何れも

よその工場で揉めて、めぐり巡って辿り

着いた所なのだ・・・

私は非常にHとは仲が良く、彼の安否を心配して

おって寝る場所も隣で6ヶ月暮らした

仲である・・・

中国人2人とも4ヶ月寝起きを共にしており

日本企業に欺かれ、犯罪者と成った中国人青年とも

仲良くなり懐柔してHと言葉の通じない中国人青年Rと

仲良くする方法はないものか?と私は尋ねた・・・

すると彼は、どうしようもないね!松本悪くないよ!

問題はHとRの問題ね!・・・

R日本語解らないネ!めんどくさよ!

なんでもいい!懲罰O,Kネ!何も恐くない!・・・

R中国人まじめする目的あるネ!日本刑務所

何回も懲罰する、俺何も悪くない、でも2回懲罰

おかしいヨ!仮釈なくなる中国のファミリ―

お金ない困る・・・

満期なるHのせい・・・

俺、日本人と違うね!命かけてるヨ!と

言ってたらしい・・・

日本企業に騙された中国青年、曰くR娑婆で恐い人

づっと日本人の、悪いの言葉、分からず我慢していた・・・

でも、分からないけど、顔見れば、いいの事話してるか?

悪いの事話してるか?解るね!こら!ばか!

くそ!、なんしよっとや!あっこら!とかとか・・・

これ我慢した・・・

普通ね言葉、解らない外国人に向かって悪いの

言葉連発するの、おかしいよ、松本、何でも、よか!よか!

ほって置くこれO,kね!でも今回Rに懲罰あると

俺この工場上がるヨ!同じ中国人

仮釈なくなるはらたつね!だから

俺も懲罰行くね!・・・

Rの相手娑婆なら、もう生きていないよ・・・

 私はこの話の中から、窺えるのは

刑務所サイドは未来の彼らの怨恨、禍根を芽生え

させて彼らが社会に復帰した後に、殺しあう可能性の

切っ掛けを、むざむざ提供しているみたいである・・・・

日本人の短所ばかり知っている彼らに、せめて日本人の

長所を教えてあげたい、と私は骨を折ったが

国家の方が自らの汚辱を、外国人に振り撒いて

日本の恥を、国家が露呈している・・・・

あぁぁ~何と嘆かわしい事か・・・

是では日本と、中国の関係進展は良好には
作品名:第6 作家名:万物斉同