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第6

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デートしたり遊んだりそのプランを考えたり

その過程を楽しんだりできればHもしたい・・・・

でも現実は働いた稼いだ金はいっしょに楽しむ

友達と使うわけでもなし、まして女性との交際費に

使うでもなし只、ひとりっきりで自分の為のみにしか

金を使う方法がなく寂しく、侘しい、空虚な生活に

倦んでいた・・・

誰も僕のことを顧みない相手にしない・・・

この金で誰かと楽しみたいのに・・・

この金は自分の僕ひとりっきりが食べるだけのみにしか

使う道がない・・・虚しい・・・

こんな舞日に僕は疲れ果てて20代前半から働くこと自体に

なんら意義も見出せずに働くことを止めたそして

必然的にホームレスとなった・・・

何度も自殺をしたが、しっぱいして死ねなかった・・・

こんなホームレスになって半年が過ぎた頃

真冬の粉雪が激しく吹きすさむ、夜の公園のトイレで

眠ろうと公園のへの道ヲ辿り哨揺していたら

中年風の男4人が僕にちかよってきて突然、彼らは僕の腕を

掴み、もう一人は僕の背後から羽交い絞めにし僕はその場に

ねじ伏せられ紐の様な物で腕と足を縛られ数十メートル掛け隔てた

倉庫に連れ込まれジャンパーを剥ぎ取られ

裸にされ腕に注射を打たれた・・・

この刹那に僕は昇天した・・・僕は泣いた・・・

この数十年分の人生の悲しみが僕の心を包み支配した

とめどなく溢れ続ける涙、痛いわけでもない寧ろこの

世の世界の悦楽境の果てを突き抜けてどこまでも飛んで

ゆけそうな感覚だった・・・

でも自分の過去の惨めさのそのすべてが僕を襲った・・

最高の気持ち良さの中で、これに拮抗する様に

我が身の哀れさが同時にシンクロした・・・

仮借なきいじめを耐えてきた自分が矢継ぎ早に頭の中で

現れては消え、消えては現れ・・・

グルグル回る・・・

せつなく泪は涸れようとしない・・・

一体どれ程の時が流れたのだろう?・・・

しらふになった時には既に縛られた手枷、足枷は

ハズサレテいた、ふと辺りを見渡すと例の男4人組が

囁く声で話をしていた、僕は逃げ出そうとソロリそろりと

忍び足で出口を目指した、がいともたやすく彼らに悟られ

てしまい、その後の僕の人生を堕す所まで堕しこめた魔の薬

(覚醒剤)ブローカー(薬の売人)の彼らとのコネクションが

僕が望んででもいないにも拘らず、皮肉なこの浮世は

僕に常に冷たい環境を提供し続けた・・・ 

よ~ぼくちゃん!お目覚めはいかがなものですじゃ!

スッカーとしただろう?と彼らは、僕を捲くし立てた

僕は怯えながら小声で、ハイと頷いたすると彼らは

僕の意も解せずに諄々と薬の使用法をレクチャーし始めた

僕は傀儡の如くなされるがまま、彼らの講義、指導を

聴く事を強要させられた、講話は約30分に及び

やっと僕は解放された、彼らは僕の帰り際に小さな

透明の袋に入った白い粉(結晶)と12cm位の袋に入った

注射器をくれ又ほしくなったら、ココに電話しろ!と

手を耳のところでヒラヒラとジェスチャーしながら

電話番号の書かれたメモの紙片をくれた・・・ 

数日後、僕は動悸が激しく鼓動が脈打ちいたたまれない

えも知れぬ感覚に苛まされのた打ち回った・・・

そして数日前の粉雪の舞う夜のできごとを

述懐、反芻しつつ冷や汗を、流して心臓はバクバクと高鳴り

この苦しさから遁れる為には彼らに受けた体験と

講義を、つまり覚醒剤を今度は自分で打つしかない

とそれを敢行した・・・・

僕は先程までの感覚と、打って変わって180度反対側の

恍惚の世界に身を沈めていた・・・この世の中に。

いや僕のこの哀れで惨めなこの譬えようのない、この

苦しみと、悲しみと、せつなさと、孤独・・・

をこんなにも、暖かく、やさしく、つつんでくれたものは

一度きりもなかった・・・・・

兄弟は10歳以上も年下で、僕が心通わせたい

年頃の時分は兄弟たちはまだ、幼く僕との会話は

疎らで、会話らしい会話などできる関係ではなかった・・・

父親は僕の母に種だけ播いて、僕をその腕に抱く事も

その手で触れる事もせずに僕と、母を捨てて

やくざ、の内輪揉めで自殺に追い込まれ死んだ・・・

僕をみることもなく・・・

母は新しい男と一緒になって、その後妹たち兄弟が

生まれた、母は毎夜男とSEXに興じて横で

寝たふりをしている僕には、おかまいなしに

喘ぎまくる、日中は、朝一でパチンコ屋へゆき

偸安を貪り夜もふけ、帰ってきては負けた腹いせに

僕を蹴ったり、踏みつけたり、はたき小突き回したり

して、あとはほたらかされた・・・

学校ではいじめられ友達ひとり、おらず孤独なままに

これまで露命を繋いできた・・・

惰性に流されつつ・・・・

だから僕はこの薬(覚醒剤)が

神様のようにおもえた・・・・

僕はその後薬の為に生きた初めて、僕の硬く冷たい

虚しい闇の心に光が射した生まれて始めて、生き甲斐?

これをというのか?これを何と呼べばいいのか解らないけれど

僕の心にそのワクワクするような嬉しい、初めて味わう

感覚が萌えた・・・

僕は土建屋で一所懸命に働き始めた、こんなに働く事が

楽しいと感じた事は此れまでなかった・・・

これも薬(神様)覚醒剤のおかげだ、僕は生まれて始めて

食料以外の、ものに金をつかった趣味とか遊ぶのに独りで

これらを行うのは、あまりに寂しい行為であったので

僕は、遊ぶ事すらに無意味さと虚無を懐いて遊ぶ事

すら憚った、そんな僕に始めての心許せる友達?恋人?

ができたんだ!ああ(覚醒剤)さ~ぁっ!・・・

僕は土建屋で毎日、休まず働き殆ど稼いだ金は恋人?

に注いだ現実の人間は、誰一人として僕に無関心の無視

誰も、かまってくれやしない男も女も・・・

薬だけが僕を相手してくれる・・・

2年近く僕は薬の為に働き、くらしていたが嵐は

ある日やってきた・・・

僕は覚醒剤使用及び(俺は窃盗)所持、で逮捕された!

逮捕されても誰も、僕のことを

案じる人は一人もいない・・・

4ヶ月拘置され1年6月の執行猶予だった・・・

僕は出てすぐに恋人の下へ走った

そぅ薬を打った・・・

またすぐに逮捕されて1年6月の刑を貰い

前回の弁当も併せて3年間

佐賀少年刑務所に務めた

ここで生まれて始めて人殺しの殺人者、と同じ

部屋になって3週間一緒に生活した、まだ僕よりも

年下で男前の23歳だった、彼曰く覚醒剤を打って

テンパッテ仲間の共犯3人で、相手さらって拉致して

倉庫で殴り回殺して、遺体は遺棄して

無期懲役になったらし、沈湎して飯も喉を

通らず残して部屋の奴から、あんた人殺して

パンなんか食べいたら、バチが当たるヨと難癖つけられて

パンとか、飯、巻上げられて、いじめられていた・・・

彼はいまは何処やら?・・・

刑務所では恋人に逢えない、禁断症状と受刑者の

陰険ないじめと(俺はヤクザだろうが関係なく喧嘩

していた只やる気がなく薬を溜め込んで自殺を図った)

あいまって自殺を繰り返したが、失敗厳正独房に
作品名:第6 作家名:万物斉同